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ファイル システムの割り当ておよびマウント

製品インストール プロセスでは、pax ファイルを受信し解凍手順を実行するための USS ディレクトリが必要になります。 製品の取得専用のファイル システムを割り当ててマウントし、このファイル システム内にディレクトリを作成することをお勧めします。

製品のダウンロードには、zSeries File System (zFS)や階層ファイル システム(HFS)を使用できます。

この手順では、以下のタスクを実行する方法について説明します。

次の手順に従ってください:

  1. サイト要件に応じて以下のサンプルのいずれかをカスタマイズすることにより、ファイル システムを割り当てます。

    ファイル システムが割り当てられます。

    注: 使用する zFS または HFS データ セットの名前が USS ファイル システムのデータ セット命名規則に適合することを確認してください。 ファイル システム データ セットの割り当てが失敗する場合、環境設定で割り当てが許可されていないことが原因です。 HFS で、ISPF 3.2 Data Set Utility を使用して、ユーザの HFS データ セットの割り当てを試行してください。

  2. ファイル システムのマウント ポイントを作成します。 この例では、既存のディレクトリ /u/maint に /CA/CAPAX ディレクトリを作成する方法について説明します。 TSO OMVS シェルから、以下のコマンドを入力します。
    cd /u/maint/
    mkdir CA
    cd CA
    mkdir CAPAX
    

    注: このドキュメントでは、この構造を「yourUSSpaxdirectory」と呼びます。

    マウント ポイントが作成されます。

  3. サイト要件に応じて以下のサンプルのいずれかをカスタマイズすることにより、ファイル システムをマウントします。

    ファイル システムがマウントされます。

  4. (オプション)このディレクトリのセキュリティ権限を設定します。 chmod コマンドを使用すると、他のユーザに Pax ESD ディレクトリとそのファイルへのアクセスを許可することができます。 たとえば、USS グループの他のユーザの Pax ESD ディレクトリへの書き込み権限を許可するには、TSO OMVS シェルから以下のコマンドを入力します。
    chmod -R 775 /yourUSSpaxdirectory/
    

    書き込み権限が許可されます。

    注: chmod コマンドの詳細については、IBM の「z/OS UNIX System Services User Guide(SA22-7802)」を参照してください。