前のトピック: 製品の開始準備次のトピック: SVC および LPA モジュールのシステムへの追加(オプション)


ASID の増加(オプション)

CA SYSVIEW のメイン アドレス空間が複数回停止し、ASID 再利用を使用していない場合

システムの IPL を実行しなくてもいいようにするには、以下の手順を行って ASID の数を増加させます。

次の手順に従ってください:

  1. SYS1.PARMLIB のメンバ IEASYSxx 内の RSVNONR にアクセスします。
  2. RSVNONR のサイズを大きくして、IPL の実行中にシステム リンケージ インデックス(システム LX)を定義するアドレス空間の開始と停止の回数が収まるようにします。

注: ASID を使い果たすと、アドレス空間作成の失敗を警告し、追加の ASID の取得を促すメッセージが表示されます。

システム リンケージ インデックスおよび ASID 再利用

システム リンケージ インデックス

ASN および LX の再利用機能がインストールされている場合、リンケージ インデックスは再利用可能な System LX として予約されます。

ASN および LX の再利用機能がインストールされている場合、再利用可能な System LX を予約できます。 SYSVIEW メイン アドレス空間が停止されると、システムで System LX を再利用できます。

ASN および LX の再利用機能がインストールされていない場合、SYSVIEW メイン アドレス空間が停止すると、System LX が休止状態になります。 SYSVIEW メイン アドレス空間が再起動されると、CA SYSVIEW は以前使用されていた System LX を再利用します。

注: パラメータ NSYSLX は、予約するリンケージ インデックス(LX)の数を指定します。 ただし、製品は システム LX を再利用するので、この数を増加させる必要はありません。

再利用可能な ASID

SYSVIEW メイン アドレス空間が終了されると、System LX が予約されるため、ASID が利用不能になる可能性があります。 以下の条件をすべて満たす場合に ASID の再利用が可能です。

  1. ASN および LX の再利用機能がインストールされている。
  2. SYS1.PARMLIB の DIAGxx メンバで REUSASID(YES) が指定されている。
  3. SYSVIEW メイン アドレス空間スターティッド タスクが、以下のように REUSASID=YES パラメータを指定して開始されている。
    S SYSVIEW,REUSASID=YES
    
  4. WebSphere MQ データ コレクション タスクである MQSDATA は、WebSphere MQ MQI を使用して MQ パフォーマンス データを収集します。

    WebSphere MQ は、REUSASID=YES を指定して SYSVIEW メイン アドレス空間で開始されるアドレス空間をサポートしません。 このメソッドを使用すると、異常終了が発生し、ABEND コード S0D3 が出力されます。

  5. IMS Common Queue Server タスクである IMSCQS は、IMS Common Queue Server API を使用して、IMS Shared Message Queue パフォーマンス データを収集します。

    IMS CQS アドレス空間 API は、REUSASID=YES を指定して SYSVIEW メイン アドレス空間で開始されるクライアントをサポートしません。 このメソッドを使用すると、異常終了が発生し、ABEND コード S0D3 が出力されます。