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手順 5: (オプション)CICS オプション用のログ ストリーム セットの定義(INST0044)

この手順は CA SYSVIEW Option for CICS を実行している場合にのみ必要です。

この手順では、CICS データ コレクタによって作成されるレコードを含むログ ストリームのセットを定義します。

CICS データコレクタは、CA SYSVIEW のメイン アドレス空間内で実行される、指定の CICS ロガーを使用してレコードをルーティングします。 複数の CICS ロガーを定義できます。

各システムで定義されている CICS ロガーそれぞれに対して、固有のログ ストリームを作成する必要があります。

CICS オプション用のログ ストリーム セットの定義方法

  1. この手順の後に示される例に従って、ログ ストリームを指定します。 ログ ストリームは、1 個から 4 個まで定義できます。

    ログ ストリームには以下の命名規則をお勧めします。

    ssidrrm.cicslogr.TRAN.smfi
    ssidrrm.cicslogr.TSUM.smfi
    ssidrrm.cicslogr.SYSD.smfi
    ssidrrm.cicslogr.XLOG.smfi
    
    ssid

    CA SYSVIEW サブシステム ID を指定します。

    rrm

    リリース番号を指定します

    cicslogr

    CICS ロガーを指定します。

    smfi

    SMF ID を指定します

    ログ データのタイプは以下通りです。

    TRAN

    CICS トランザクション ログを指定します。

    TSUM

    CICS トランザクション サマリを指定します。

    SYSD

    CICS システム データを指定します。

    XLOG

    CICS 例外ログを指定します。

    重要: 複数のログ データ タイプでログ ストリームを共有できます。 CICS トランザクション ログ レコードを含めるように定義されたログ ストリームの共有はお勧めしません。 このログのデータ ボリュームは、他のログ タイプよりずっと大きくなります。

  2. この手順で定義されたログ ストリームの名前を以下の parmlib メンバ内で指定します。
    CICSLOGR

    CICS データ ロガー機能のデフォルト構成オプションを提供します。

    ログ ストリームを使用する予定がないか、まだ定義されていない場合は、オプションの値を「NONE」に適宜設定してください。

    LOGSTREAM-CICSTRAN-NAME    NONE
    LOGSTREAM-CICSTSUM-NAME    NONE
    LOGSTREAM-CICSSYSD-NAME    NONE
    LOGSTREAM-CICSXLOG-NAME    NONE
    
    LGLOOKUP

    このメンバ内で定義されているログ名をログ ストリーム名と関連付けます。

    Sysname  Logname......... LogStream-Name
    Sysname  CICSLOGR.TRAN... logstream.name
    Sysname  CICSLOGR.TSUM... logstream.name
    Sysname  CICSLOGR.SYSD... logstream.name
    Sysname  CICSLOGR.XLOG... logstream.name
    
  3. INST0044 ジョブをサブミットします。

    CICS オプション用のログ ストリームが定義され、CA SYSVIEW が保持しているログ ストリームの内容がオンラインで表示できます。

例: TRAN ログ ストリームの定義

CICS トランザクション ログ ストリームの例を示します。

DATA TYPE(LOGR) REPORT(NO)
DEFINE LOGSTREAM
          NAME(GSVX130.CICSLOGR.TRAN.smfi)
          AUTODELETE(YES)
          DASDONLY(YES)
          DESCRIPTION(CICS_TRANLOG)
          DIAG(NO)
          EHLQ(LOGGER)
          HIGHOFFLOAD(70)
          LOWOFFLOAD(0)
          LS_SIZE(20000)
          MAXBUFSIZE(32767)
          MODEL(NO)
          OFFLOADRECALL(YES)
          RETPD(5)
          STG_SIZE(15000)

例: TRANSUMM ログ ストリームの定義

CICS トランザクション サマリ ログ ストリームの例を示します。

DEFINE LOGSTREAM
          NAME(GSVX130.CICSLOGR.TSUM.smfi)
          AUTODELETE(YES)
          DASDONLY(YES)
          DESCRIPTION(CICS_TRANSUMM)
          DIAG(NO)
          EHLQ(LOGGER)
          HIGHOFFLOAD(70)
          LOWOFFLOAD(0)
          LS_SIZE(1000)
          MAXBUFSIZE(32767)
          MODEL(NO)
          OFFLOADRECALL(YES)
          RETPD(30)
          STG_SIZE(750)

例: SYSD ログ ストリームの定義

CICS データ ログ ストリームの例を示します。

DEFINE LOGSTREAM
          NAME(GSVX130.CICSLOGR.SYSD.smfi)
          AUTODELETE(YES)
          DASDONLY(YES)
          DESCRIPTION(CICS_SYSDATA)
          DIAG(NO)
          EHLQ(LOGGER)
          HIGHOFFLOAD(70)
          LOWOFFLOAD(0)
          LS_SIZE(1000)
          MAXBUFSIZE(32767)
          MODEL(NO)
          OFFLOADRECALL(YES)
          RETPD(90)
          STG_SIZE(750)

例: XLOG ログ ストリームの定義

CICS 例外ログ ストリームの例を示します。

DEFINE LOGSTREAM
          NAME(GSVX130.CICSLOGR.XLOG.smfi)
          AUTODELETE(YES)
          DASDONLY(YES)
          DESCRIPTION(CICS_XLOG)
          DIAG(NO)
          EHLQ(LOGGER)
          HIGHOFFLOAD(70)
          LOWOFFLOAD(0)
          LS_SIZE(1000)
          MAXBUFSIZE(32767)
          MODEL(NO)
          OFFLOADRECALL(YES)
          RETPD(30)
          STG_SIZE(750)