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ノンロール デリート メッセージの受信

OCS ウィンドウに表示される大部分のメッセージは、ロール デリート メッセージに分類されます。 つまり、これらのメッセージは一度表示されると、後続のメッセージが到着するにつれて、画面上部から順に上書きされて消えて行きます。

NRD(ノンロール デリート)メッセージが OCS ウィンドウに配布されると、削除されるまで表示されたままになります。 NRD メッセージには 2 つのカテゴリがあります。

ノンロール デリート域とロール デリート域との間は、区切り行で分けられています。 区切り行は、通常、一連のダッシュ(-)文字で構成されています。 PROFILE NRDELCH コマンドを使用すると、この文字を変更できます。

NRD メッセージは中央で管理され、キューに保留されます。 システム管理者が、このキューのサイズを決定します。 この制限を越える NRD メッセージがある場合、最も古い未解決の NRD メッセージが削除され、そのメッセージのコピーがすべての関連する OCS ウィンドウから除去されます。

ただし、&WRITE NCL ステートメントの NRD メッセージは、自動的に削除されることはありません。 そのため、&WRITE 生成による NRD メッセージが同時に多数存在する場合に限り、NRDLIM キューの項目数を超えることが可能になっています。

NRD メッセージ キューが全体の 75% に達すると、モニタ状況と共に警告メッセージが、すべての OCS ユーザに対して送信されます。

これらのメッセージを非表示にして、引き続き別のメッセージ フローを OCS ウィンドウに表示することができます。非表示にしたメッセージの処理が可能になったら、再度それらを表示します。

NRD メッセージを非表示にする

NRD メッセージを OCS 表示から削除するには、画面上の、削除対象 NRD メッセージがある行にカーソルを移動して、Enter キーを押します。

NRD メッセージが消えて、画面が再フォーマットされます。 この方法で NRD メッセージを除去することにより、保留中の NRD メッセージにさらに多くの空きスペースを提供したり、ロール デリート域を拡張したりできます。

注:  システム NRD メッセージは、OCS ウィンドウから削除されるだけで、NRD メッセージ キューには残されます。 OCS ウィンドウに固有の NRD メッセージが削除された場合は、再呼び出しできません。

非表示の NRD メッセージの復元

非表示になっている NRD メッセージは、NRDRET コマンドを入力して Enter キーを押すと復元できます。 最も古い非表示の NRD メッセージから、ノンロール デリート域に戻されます(ノンロール デリート域が最大サイズに達すると、古いものから削除されます)。

NRDRET コマンドにより、ユーザに表示権限のある非表示の NRD メッセージ(ユーザのOCSへのエントリ前に出されたメッセージや、未解決のままのメッセージも含まれる)がすべて表示されます。

NRDRET コマンドは、NRD メッセージの受信が可能なすべての環境(NCL &INTCMD 環境を含む)から発行可能です。

NRD メッセージの削除

NRD メッセージは、以下のいずれかの条件が満たされた場合に、自動的に削除されます。

システムに記憶されている NRD メッセージは、PURGE コマンドを使用しないと削除できません。

NRD メッセージの ROF セッションでの使用

リモート システムから発行されたメッセージは、NRD メッセージ属性を持っており、ローカルで作成されたメッセージと同様の方法で、NRD メッセージとして表示されます。

INMC リンクに障害が発生し、このリンクを通過する任意の ROF セッションが中断すると、そのリモート システムから発行されたすべての NRD メッセージが自動的に削除されます。

SIGNOFF コマンドを使用して、特定のリモート システムに対する ROF セッションを閉じると、その ROF セッションを通じて受信したすべての NRD メッセージが、ウィンドウから削除されます。 同じ NRD メッセージを表示している別のユーザには、影響がありません。