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文字列データ タイプ

文字列は、式でリテラル値として入力できます。 関数および式内の JavaScript オペレータによっても、文字列が返されます。 識別子(変数名など)とリテラル文字列を区別するために、リテラル文字列は、文字列の区切り文字で囲みます。 文字列の区切り文字として、一重引用符または二重引用符のいずれかを使用できます。 たとえば、UNIX プロセスを開始するプログラム名のリテラル値を使用するには、以下のように入力します。

"/usr/smart/program"

アスタリスク(*)マークがあるテキスト ボックスには、式を入力するか、引用符でリテラル文字列を囲みます。 アスタリスクは、CA Process Automation がテキスト ボックスの内容を式として評価することを示します。 引用符で式を区切らないでください。

リテラル値を受け入れるテキスト ボックスには、アスタリスク(*)のラベルは付けられません。 この場合、引用符で文字列を区切らないでください。

JavaScript では、リテラル文字列内のエスケープ文字として円記号(¥)を使用します。 セマンティクス アクションがエスケープ文字に付随している場合、そのセマンティクス アクションは実行されず、同等の文字に変換されます。 たとえば、'C:¥¥pam' は 'C:¥pam' に変換されます。

CA Process Automation では、エスケープ文字に続く任意の文字は、言語インタープリタで解析されるのではなく、文字どおりに解釈されます。 たとえば、文字列に二重引用符を含めるには、¥" のように、前にエスケープ文字を付加します。 この場合、パーサによって二重引用符を区切り文字として解釈されません。 文字列に円記号を含めるには、¥¥ のように、前にエスケープ文字を付加します。

文字列に、区切り文字に使用するのと同じ文字を含めるには、区切り文字として使用しない場合は、その文字をエスケープします。 たとえば、以下の文字列は一重引用符で区切られます。 文字列にはエスケープ文字として一重引用符が含まれ、リテラル文字として二重引用符が含まれます。

'Database engine can¥’t find database ¥'CHECKERS¥' on server "GAMES"'

二重引用符で区切られた同じ文字列には、リテラル文字として一重引用符が含まれ、エスケープ文字として二重引用符が含まれます。

"Database engine can't find database 'CHECKERS' on server ¥"GAMES¥""

次のテーブルは、JavaScript エスケープ シーケンスを表します。

シーケンス

表現する文字

¥0

NUL 文字(¥u0000)

¥b

バックスペース(¥u0008)

¥t

水平タブ(¥u0009)

¥n

改行(¥u000A)

¥v

垂直タブ(¥u000B)

¥f

フォーム フィード(¥u000C)

¥r

キャリッジ リターン(¥u000D)

¥"

二重引用符(¥0022)

¥'

アポストロフィまたは一重引用符(¥0u0027)

¥¥

2 桁の 16 進数 NN で指定される Latin-1 文字