CA Process Automation では、名前付きデータセットにアクセスする際に絶対パスか相対パスのいずれかを使用できます。 また絶対パスは、フル パスまたは固定パスとしても知られています。
例 1
Folder1 は、ライブラリのルート フォルダ下にあります。 Folder1 には、Process1 と Dataset1 の 2 つのオブジェクトが含まれます。 Process1 を開き、[プロセスの開始]オペレータをダブルクリックし、[プロパティ]パレット内に[プロセス名]フィールドを見つけます。
値を入力せずに、Dataset1 内の[プロセス名]と呼ばれるフィールドの値を使用するか、参照します。 絶対パスの場合は、以下を使用します。
Datasets["/Folder1/Dataset1"].ProcessName
また、Process1 に対する Dataset1 の相対パスを指定することもできます。 相対パスを使用する場合の式は、以下のとおりです。
Datasets["Dataset1"].ProcessName
CA Process Automation は相対パス式を評価するとき、Process1 と同じフォルダ内の Dataset1 を探します。
Dataset1 を移動させると、絶対パスは無効になります。 この状況を修正するには、絶対パスを更新する必要があります。 ただし、Dataset1 と Process1 が同じフォルダ内にある限りは、それらをどこに移動させても相対パスは有効のままです。
例 2
例 1 と同様に、データセットのフィールドを使用します。 今回は、ライブラリのルート レベルで、Dataset2 を使用します。 絶対パスの場合は、以下を使用します。
Datasets["/Dataset2"].ProcessName.
相対パスを使用する場合の式は、以下のとおりです。
Datasets["../Dataset2"].ProcessName.
このパス式は、アプリケーションに Folder1 (プロセスが含まれるフォルダ)の親フォルダの中を検索するよう命じます。 Folder1 は開始点です。 コード「.. /Dataset2」は文字どおり、フォルダ階層で 1 レベル上がり、Dataset2 を検索するという意味です。 この場合、Folder1 の親フォルダはルート フォルダなので、アプリケーションはルート フォルダで Dataset2 を探します。
これらの概念は、以下の 2 つのポイントに要約され、また Linux/UNIX、Windows、および一定の命名規則をサポートするあらゆる環境にも適用されます。
これらの条件が存在する場合、相対パスを使用して、複雑な式を簡略化できます。 例:
「../../」
注: 相対パスまたは絶対パスは、あらゆるオブジェクトの中で式として使用できます。
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