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インストール ウィザードを使用した Data Aggregator のインストール

Data Aggregator は、前提条件(新しいインストール)を満たすとインストールできます。 Data Aggregator は、インストール ウィザード(GUI モード)を使用してインストールできます。

注: インストール ウィザードは、SCIM 入力メソッドが実行中のシステムではサポートされません。SCIM は、日本語または中国語がインストールされている Linux システムにデフォルトでインストールされています。 回避策の詳細については、「Data Aggregator リリース ノート」を参照してください。

次の手順に従ってください:

  1. Data Aggregator をインストールするコンピュータに、root ユーザまたは sudo ユーザとしてログインします。
  2. /tmp フォルダに installDA.bin ファイルをコピーします。
  3. 以下のコマンドを入力して、インストール ファイルの権限を変更します。
    chmod a+x installDA.bin
    
  4. インストールするには、以下の手順のいずれかを実行します。

    使用許諾契約が表示されます。

  5. 使用許諾契約を読み、使用許諾契約に同意して、[次へ]をクリックします。
  6. インストーラから入力を促されたら、ユーザを入力します。 このユーザは、インストールの所有者となると同時に Data Aggregator を実行するユーザになります。
  7. 画面の指示に従って、インストール ディレクトリを入力します。
  8. インストーラにより、Data Aggregator プロセスおよび ActiveMQ ブローカに対するメモリ使用量割り当ての最大値が自動的に計算されます。 これらの値は、インストール中またはインストール後に変更できます。
  9. プロンプトが表示されたら、Data Repository のパラメータを入力します。
    Data Repository サーバ ホスト名/IP

    Data Repository サーバのホストの名前または IP アドレスを定義します。

    注: クラスタに Data Repository をインストールした場合は、クラスタに含まれている 3 つのホストのいずれかの IP アドレスまたは名前を指定します。 インストーラによって、残りのノードの名前および IP アドレスが自動的に確定されます。 ハードウェアのロード バランサを使用している場合は、ロード バランサの IP アドレスまたは名前を指定して、接続フェールオーバの処理およびデータベース アクティビティの配分が適切に行われるようにします。

    Data Repository サーバ ポート

    Data Repository サーバのポート番号を定義します。

    デフォルト: 5433

    データベース名

    Data Repository のデータベース名を定義します。

    Data Repository ユーザ名

    データベースに接続するために Data Aggregator が使用するユーザ名を指定します。 Data Aggregator を初めてインストールする場合、ユーザ名および任意のパスワード(パスワードがユーザ名と同じでなければ)を指定できます。 このユーザ名とパスワードの組み合わせは、インストール時にデータベースに追加されます。

    例: dauser

    Data Repository ユーザ パスワード

    Data Repository ユーザ名用のパスワードを指定します。

    例: dapass

    Data Repository 管理者ユーザ名

    Data Repository をインストールするために使用した Linux ユーザ アカウントを指定します。 このユーザ名は管理用に必要となります。たとえば、Data Repository をバックアップおよびリストアする場合、または同期されていないデータベース スキーマを更新する場合に使用します。 使用されたパスワードの例は dradmin でした。

    Data Repository 管理者パスワード

    Data Repository 管理者のユーザ名のパスワードを定義します。

    注: このデータベース ユーザ アカウントのパスワードは、Data Repository のインストール後、データベースを作成したときに指定しました。 使用されたパスワードの例は dbpassword でした。

  10. スキーマを再作成するかどうかメッセージが表示された場合は、デフォルト オプションを使用します。 このメッセージが表示されるのは、Data Repository が以前の Data Aggregator インストールによって使用されていた場合のみです。

    以下の表に、作成した Data Repository ユーザを示します。

新規ユーザの例

パスワードの例

オペレーティング システムのユーザ アカウント

Vertica データベースのユーザ アカウント

dauser

dapass

いいえ

はい

dradmin (このユーザは Data Repository のインストール中に作成されました)

dbpassword

注: このデータベースに指定したパスワードは、データベース管理者のパスワードになります。

いいえ

はい

以下のような結果になる場合があります。

  1. プロンプトが表示されたら、Data Aggregator の HTTP ポート番号を入力します。 この番号は、Data Aggregator REST Web サービスを使用した Data Aggregator へのアクセス、および Data Collector のインストーラのダウンロードを行うためのポート番号です。

    デフォルト: 8581

  2. プロンプトが表示されたら、デバッグの目的で Data Aggregator Apache Karaf シェルにログインするための SSH ポートを入力します。

    デフォルト: 8501

  3. [Next]をクリックします。

    Data Aggregator がインストールされます。

    Data Aggregator のインストール時にレスポンス ファイルを生成することを選択した場合、レスポンス ファイル(installer.properties)が作成されます。 レスポンス ファイルは、インストーラを実行したディレクトリと同じディレクトリに配置されます。 必要に応じて、レスポンス ファイルを変更します。 レスポンス ファイルを使用すると、Data Aggregator をほかのコンピュータにサイレント モードでインストールできます。

  4. インストールが成功したことを確認するには、CA_Infrastructure_Management_Data_Aggregator_Install_タイムスタンプ.log という名前のファイルの情報を確認します。 このログ ファイルは、Data Aggregator をインストールしたディレクトリ(たとえば、/opt/IMDataAggregator/Logs)にあります。
  5. (新規インストール) Data Aggregator を CA Performance Center のデータ ソースとして登録します。

    注: データ ソースの登録の詳細については、「CA Performance Center 管理者ガイド」を参照してください。

  6. Data Aggregator が CA Performance Center と自動的に同期されるまで数分かかります。 あるいは、自動同期が行われるまで待機できない場合は、CA Performance Center と Data Aggregator を手動で同期できます。

    注: インストールが完了すると、インストーラにより Data Aggregator が自動的に再起動されます。

  7. Data Aggregator が稼働中であることを確認してください。 http://ホスト名:ポート/rest にアクセスしてください。ホスト名:ポートには Data Aggregator のホスト名とポート番号を指定します。 このページが正常に表示される場合、Data Aggregator は稼働中です。 データの量に応じて、Data Aggregator の実行を開始するまで数分かかる場合があります。

    注: Data Aggregator コンポーネント上の Karaf ログには、インストールのアップグレード後に以下のエラーが含まれます。

    ERROR | tenderThread-178 | 2013-01-24 13:36:40,431 | ndorCertificationPriorityManager | nager.core.cert-mgr.impl |
    
          | Failed to load the MetricFamilyVendorPriority for bundle: BundleURLEntry [bundle=198, resourceURL=file:/opt/IMDataAggregator/apache-karaf-2.3.0/data/cache/resources/198--xml-vendorpriorities-ReachabilityVendorPriorities.xml
    
  8. この到達可能性に関するエラーは予想されたものであり、問題ではありません。 これ以外に発生するエラーは、予想されたものではありません。

詳細:

CA Performance Management Data Aggregator のインストール方法 - インストール ウィザード