いくつかのビュー タイプでは、複数のカスタマイズ オプションがあります。 動的ビュー タイプおよびカスタム ビュー タイプでは、選択した管理対象アイテムまたはグループに対して表示するメトリック ファミリおよびメトリックが選択できます。 いくつかのメトリックでは、平均レートおよび合計レートの 2 つの追加オプションが使用できます。 これらのレート オプションはメトリックの「毎秒」値を示します。この値は生のサンプル値を、サンプルのポーリング期間の秒数で割り算することにより得られます。
レポート対象のグループが選択された場合、「平均レート」と「合計レート」のオプションでは、管理対象のアイテム全体で、異なる方法の集計が行われます。 選択されたデバイスの子アイテムの中に監視対象のものがある場合、または選択された期間での集計が必要な場合も、それぞれ異なる方法で集計されます。 たとえば、テーブルでは、1 時間のサンプルの集計結果を示す単一の値を表示できます(5 分のポーリング間隔の 12 サンプルが単一の値に集計)。 この場合、「平均レート」を使用すると、12 サンプルの「レート」値が平均される一方で、「合計レート」では単に値が合計されます。
計算の違いを以下に示します。
平均レート (AvgRate) = ((sample1/duration1) + (sample2/duration2) + (sample3/duration3)) / numberOfSamples
平均レート (TotalRate) = ((sample1/duration1) + (sample2/duration2) + (sample3/duration3))
ほとんどの場合、平均レートをメトリックとして使用することをお勧めします。
例
特に[複合トレンド]ビュー タイプの場合は、より有用なレート メトリック オプションを選択すれば、それだけ明白な結果がもたらされます。 平均レートは、ほとんどの状況に適しています。 ただし、グループについてレポートするビューについて[合計レート]を選択した場合は、たとえば、類似したすべてのデバイスの合計、または同じリージョン内のすべてのデバイスの合計を表示することができます。
合計レート メトリックでは、全デバイス インターフェースにわたるデバイスのメトリックを参照できます。 子インターフェースを持つデバイスでは、全デバイス インターフェースにわたる平均を参照したり、インターフェースごとの合計を参照できます。 各インターフェースからのデータを個別の行として表示するために使用されるトレンド チャート設定を選択します。
サブインターフェースに対するレポートを作成している場合、各サブインターフェースに N バイト/秒のレートがあると考えます。 インターフェースごとのレートは、全サブインターフェースからのレート データを集計したものです。 通常、インターフェースごとのバイト/秒などのメトリックを参照するには、合計レートを選択します。 全サブインターフェースからのデータを参照するには、合計レートを使用して全インターフェースに対するバイト/秒の合計を参照します。
1 時間の間に 12 サンプルの集計を実行する場合、平均レートの取得ではこれらのサンプルは平均されます。 合計レートの取得ではこれらのサンプルは一緒に加算されます。
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