z/OS システムには、Automatic Restart Management (ARM)と呼ばれる機能があります。ARM は、システム障害の発生時にジョブおよびスターティッド タスクを同じシステム、または SYSPLEX 内の任意のシステムで自動的に再開します。ARM 機能を使用するには、SYSPLEX 固有のエレメント名でジョブまたは STC が ARM に登録されている必要があります。また、完全に初期化され、処理を実行できる状態になったときに ARM に通知する必要があります。 タスクが登録抹消呼び出しを発行せずに終了した場合、ARM カップル データ セットのインストールで定義されたポリシー ガイドラインに従って、ARM によってタスクが再開されます。 ポリシーは、その他のタスクに依存するタスクを再起動する順位、頻度、時間、および再開のシステム リソースの制約を指定します。 ARM の詳細については、IBM のドキュメントを参照してください。
CA OPS/MVS による ARM の使用は、過剰なメッセージ レートなどのサーバ エラー状態によって予期せず製品が終了した場合の、同システムにおいての製品の再起動に限られます。 STOP コマンドにより、通常のシャットダウンの一部として CA OPS/MVS が ARM から登録抹消されます。 CA OPS/MVS がキャンセルまたはシステムから強制終了された場合、z/OS CANCEL や FORCE コマンドで ARMRESTART オペランドが指定されていない限り、再起動はされません。
AOF の ARM ルールを利用して、その他のジョブやスターティッド タスクの再開を制御できます。 z/OS の動的 exit 機能を利用して、CA OPS/MVS は IXC_ELEM_RESTART exit ポイントにおいて ARM 再開イベント exit をインストールします。 この exit(IBM マクロ IXCYERE)に渡されたパラメータ リストからのデータを使って、ARM イベントが作成され AOF に渡されます。 AOF ARM ルールを施行するには、INITARM パラメータおよび ARMRULES パラメータが YES に設定されている必要があります。
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