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MySQL データベースのチェック

CA Network Flow Analysis 9.1.3 にアップグレードすると、ソフトウェア アップグレードの完了後に複数の MySQL データベースからデータがマイグレートされます。 データ マイグレーションでは、新たにフォーマットされた MySQL データベース テーブルにデータが保存されます。 データ マイグレーションの処理は長時間に渡る場合があり、既存のデータベース テーブルに破損しているものがあった場合は処理が失敗します。

マイグレーションの前にデータベース テーブルをチェックすることで、データベース テーブルの問題を修正することをお勧めします。これによりマイグレーションの失敗を回避し、CA サポートによる復旧アシスタンスを利用する必要がなくなります。 このトピックでは、アップグレード前に mysqlcheck コマンドを実行して、マイグレーションが適切に実行されるようにデータベース テーブルがセットアップされていることを確認する方法について説明します。

mysqlcheck コマンドを実行してチェックできる、アップグレード前のデータベースは以下のものです。

大きなデータベース テーブルのチェックには時間がかかる場合があります。 データベース全体に対してチェックを実行する場合は、データベース内の各テーブルが読み取り専用状態でロックされ、書き込み操作が行えなくなります。 単一のテーブルに対してチェックを実行する場合は、データベースに含まれる他のテーブルには引き続き書き込みアクセスが可能です。

mysqlcheck は MySQL を停止せずに実行できます。Linux サーバ上では MySQL デーモン プロセス(mysqld)、Windows サーバ上では MySQL サービスを続行できます。

以下の手順に従います。

  1. 管理者権限を持つユーザとして、CA Network Flow Analysis サーバのいずれかにログインします。 Linux Harvester サーバでは、root としてログインします。

    9.0.1 からのアップグレード:

    9.1.00 または 9.1.1 からのアップグレード:

  2. コマンド プロンプトまたはシェル プロンプトで以下のいずれかの mysqlcheck コマンドを入力します。

    各値は以下のとおりです。

    db_name = チェックするデータベースの名前

    tbl_name = データベース内の個別にチェックする任意のテーブルの名前

    データベースへのパスを指定する必要はありません。 mysqlcheck コマンドはで、デフォルト ポート(ポート 3308)を使用するすべてのデータベースが検索されます。 カスタム ストレージ エンジンでの、archive および archive15 データベースについては mysqlcheck コマンドの使用はサポートされません。 これらのデータベースへの接続のための正しいポート(ポート 3307)を指定した場合でもコマンドの実行が失敗します。

    コマンドにより、各テーブルがチェックされ、すべての問題の修復が試みられます。その後、テーブルの分析と最適化が行われます。 コマンドの実行結果として、チェックが行われたテータベース テーブルの一覧と各テーブルのステータスのレポートが返されます。

    テーブルのチェックがパスした場合は、テーブル名の後ろに「OK」と表示されます。 警告が返され、その後に「OK」と表示されている場合は、問題は解決されています。 未解決のエラーが発生した場合は、CA サポートにお問い合わせください。

次の作業: サービスを停止し、以下のトピックの説明に従ってデータベースをバックアップします。