CA MIM ドライバは、共有 DASD ボリューム上にある制御ファイル、または選択されたマスタ システム上の CA MIM プライベートストレージにある仮想制御ファイル(VCF)を介して、メインフレームのイメージ間でトランザクションをルーティングすることによって、製品コンポーネントのグローバルなアクティビティを管理します。
VCF アーキテクチャは、チャネル間(CTC)デバイスまたは z/OS XCF コンポーネントを使用して、システム間でトランザクション データのバッファを渡します。
並列シスプレックスの複合システムと同じ、またはその一部である CA MIM 複合システムを備えている並列シスプレックス環境では、カップリング ファシリティに制御ファイルを配置することができます。 これにより、CTC、キャッシュ DASD、および非キャッシュ DASD の I/O 処理に比べて、I/O の転送時間が短縮され、パフォーマンスが大幅に向上します。
CA MIM には、バックアップの通信方式を定義する機能があります。 この機能は、オペレーティング環境が変わったとき、またはハードウェアが停止している間に、リソースの連続した整合性を保証するのに必要な冗長性をデータ センターに提供するものです。 この製品が稼動している間は、DASD 制御ファイル間、VCF 間、または DASD と VCF 間で移行を開始できます。
CA MIM のトランザクション処理のアーキテクチャは、スター型の配置に基づいています。 このアーキテクチャにより、各システムの CA MIM では、管理対象のすべてのリソースのグローバルなステータスを判断するのに、制御ファイルへ 1 回アクセスするだけで済みます。 制御ファイルへのアクセスの頻度は、対象システムのリソースのアクティビティの量がベースとなります。
CA MIM ドライバは、CA MIM のアドレス空間制御コードとして定義することが可能で、これは、CA MIM のどの機能がアクティブになっているかに関係なく、CA MIM のアドレス空間のアクティビティを管理します。 CA MIM ドライバのコードは、CA MIM アドレス空間の以下のアクティビティを管理します。
制御:
ハウスキーピング:
グローバル通信:
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