CA MIM では、以下の CA Common Services が使用されています。
注: 他の CA 製品が環境にインストールされている場合、これらのサービスの一部がすでにインストールされている可能性があります。 詳細な CCS FMID 要件については、「CCS for z/OS コンポーネントの要件」を参照してください。
CA エンタープライズ アプリケーションに共通通信ソフトウェア層が提供されます。これにより、アプリケーションがプロトコルの詳細、エラー回復、システム接続の確立を処理しなくてもすみます。
オペレーティング システム環境ですべての CA アプリケーションのための準備が行われ、CA アプリケーションが起動されます。 CAIRIM は、一連の動的初期化ルーチン用の共通ドライバです。ユーザ SVC、SMF EXIT、サブシステムなど、システム アプリケーションのインストール時に要求される一般的なインストール要件を不要にします。
CAIRIM の構成要素は、CAISSF、CA LMP、および CA zIIP 有効化サービスです。
注: これらのモジュールは、LINKLIST に、または CA MIM STEPLIB 連結の一部として存在する必要があります。
すべてのシステム リソース プロセスとアプリケーション リソース プロセスへの制御と監視アクセスのための外部セキュリティ機構が実現されます。 CAISSF は、多くの CA エンタープライズ アプリケーションに組み込まれており、ほかの CCS for z/OS サービスによっても使用されます。 CAISSF により、ユーザ ログオン用のセキュリティ サービス、リソース アクセス制御、プロセス使用制御、違反アクティビティの記録と監視が行われます。
CAIRIM の重要な要素として提供されています。CA LMP により、ライセンスされているソフトウェアの、標準化された自動トラッキング機能が実現されます。 CAIRIM のインストール後に、すべての CA LMP サポート対象製品についてテクニカル サポートにアクセスできます。
CA 製品が zIIP プロセッサ上でコードを実行することを可能にするための共通サービスを提供します(使用可能な場合)。
CA MIM は、XCF の通信オプションを使用する場合に、CCS モジュール LXCFMAIN を使用します。 LXCFMAIN モジュールは、IBM XCF サービスへのインターフェースとして機能します。 LXCFMAIN モジュールは、CCS 製品テープで配布されます。
注: このモジュールは、LINKLIST に、または CA MIM STEPLIB 連結の一部として存在する必要があります。
z/OS 環境から CA Service Desk の要求をオープンするサービスを提供します。 この要求は、CA 製品によって直接オープンすることも、インターフェースを使用している特定の製品の要求に応じてオープンすることもできます。
CAISDI は以下のコンポーネントで構成されています。
z/OS の Simple Object Access Protocol (SOAP)クライアントは、CA Service Desk と通信します。 これは、TCP/IP を使用して、CA Service Desk との通信を管理します。 また、CA 製品が CA Service Desk チケットをオープンするための基本的なメカニズムを提供します。 このコンポーネントは、CA Service Desk のすべての統合で必要です。
イベント ライブラリ サポート(ELS)コンポーネントは、CA 製品に対して、CA 製品が直接検出するイベントの CA Service Desk チケットをオープンするためのメカニズムを提供します。 サポート対象のイベントは、イベント ライブラリで定義されており、この中には、CA Service Desk の要求で使用される、カスタマイズ可能なテキストおよび記号のパラメータが含まれています。 BrightStor z/OS 製品ファミリは、このコンポーネントのインストールが必要です。
メインフレーム イベント ディレクタ(MED)コンポーネントは z/OS 環境を監視し、CA 製品やその他のシステム コンポーネント、あるいはその両方のために CA Service Desk のチケットをオープンします。 これにより、異常終了した場合など、CA 製品で処理できない場合に、CA Service Desk のチケットをオープンすることができます。 また、このインターフェース コンポーネントを使用する CA 製品に対して、送信要求型のチケットをオープンします。
ビジネスおよび情報処理の専門家の両方に対して、使いやすい情報収集機能、高度なレポート作成機能、および包括的なアプリケーション開発機能を備えた、強力な生産性向上言語を提供します。
Easytrieve サービスは CA Easytrieve 製品のフル機能の限定バージョンであり、別の CA 製品に提供されている Easytrieve アプリケーションの内容を変更することができます。 CA Easytrieve がサイトにすでにインストールされている場合は、CCS から Easytrieve Service をインストールする必要はありません。
CA L‑Serv は、CA Technologies のさまざまな製品が使用する標準サービスを提供します。 これらの製品には以下のものが含まれます。
これらのサービスには、一元化されたロギングとメッセージング機能、VSAM ファイルの管理、システム‑間通信、および SQL テーブルの管理が含まれます。
注: CA MIC に対して ICMF 通信方式を使用する場合は、通信の対象となる各システム上で CA L‑Serv を使用できるようにしておく必要があります。 CA L‑Serv は、VTAM クロスドメインを使用してシステム間で通信します。
CA 製品に対して、簡単で一貫性のある方法を提供して、IBM Health Checker for z/OS で実行するためのヘルスチェックを作成します。 IBM Health Checker for z/OS は、ユーザが推奨される設定を使用してシステムまたは製品のパラメータ、およびシステム ステータスを調べることによって、z/OS 環境内で考えられる問題を特定するうえで有用です。 CA では、CA z/OS 製品に対するチェックの作成において、他のベンダーを追加しました。 以下のコンポーネントがインストールおよび設定されているシステム上で製品が開始されると、CA MIM ヘルス チェックがターゲット システム上で自動的にアクティブになります。
CA Health Checker Common Service のインストールの詳細については、「CA Common Service インストール ガイド」を参照してください。
IBM Health Checker for z/OS の詳細については、「IBM Health Checker for z/OS User Guide」を参照してください。
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