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追加ユーザへのアクセス許可

この手順では、追加ユーザ ID に JARS/OLF テーブルへのアクセス権を付与するために必要なタスクの概要について説明します。

A. ユーザ ID の承認:

DB2 では、新規ユーザに対して、BIND プロシージャの実行時に作成されたプランへの EXECUTE アクセスを付与する必要があります。 プラン名は CAISSQL2、CAISSQL3 および CAISSQL9 です。 以下の SQL ステートメントでは、ユーザ ID C0001 に対して EXECUTE アクセスが付与されます。

GRANT EXECUTE ON PLAN CAISSQL2, CAISSQL3, CAISSQL9 TO C0001;

CA Datacom では、新規ユーザ用のスキーマを作成します。 メンバ CAKRSCH を使用できます。 CAKRSCMA をカスタマイズして、ユーザ ID を新規ユーザ ID に変更してください。

B. ユーザ ID へのアクセス許可:

必要なアクセス許可をユーザ ID に反映するには、CAJRSQL ライブラリ メンバ CAKRCR87 をカスタマイズします。 データ センターの基準に適合するように、CAJRJCL ライブラリ メンバ CAKRGRNT を編集します。 ジョブが条件コード 0 で完了したことを確認するには、ジョブをサブミットして出力を確認します。

注: データベース セキュリティがオンになっていない場合は、SQL エラー -559 が返されます。 他のユーザに JARS/OLF テーブルへのアクセスを付与しようとすると、このエラーが発生します。 このエラーが発生しても、次の手順に進むことができます。

C. 同義語の確立:

重要: この手順は、同義語を必要とするユーザ ID で実行してください。

メンバ CAKRSYN は同義語を確立します。 このメンバは、入力メンバ CAKRCR84 を使用してこのプロセスを完了します。 ユーザのデータ センターの基準に適合するように、CAKRSYN を編集します。 同義語を作成しているテーブルの所有者 ID が CAKRCR84 に反映されていることを確認します。 メンバ CAKRCR84 の最後の SQL ステートメントはオプション テーブルへのINSERTを実行して、新規ユーザのデフォルト オプションをセットアップします。 VALUES オペランドの最初の変数を新規ユーザ ID の名前に変更します。 この変数は、以下の例に示されるように、ステートメント内で VALUES という単語の直後に表示されます。

INSERT INTO OWNERID.OPTTABS VALUES ('NEWUSER','BOTH','NOREV',...

このステートメント内の OWNERID を、テーブルを作成するために最初に使用されたユーザ ID (OWNER)に置換します。 NEWUSER を新規ユーザ ID に置換します。