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正規表現の構文

ここでは、パスワードを照合するための正規表現の構文を説明します。 この構文は、レルムを指定する場合のリソース照合をサポートする正規表現構文で構成されています。

文字

結果

¥

メタキャラクタ(「*」など)を引用する場合に使用

¥¥

1 つの「¥」文字と一致

(A)

副次式のグループ化 (パターンの評価順序に影響)

[abc]

単純な文字クラス (文字 abc...の中の任意の 1 文字に一致)

[a-zA-Z]

範囲指定のある文字クラス(a から z、A から Z の範囲内にある 1 文字に一致)

[^abc]

文字 abc... 以外の任意の 1 文字に一致

改行以外の任意の 1 文字と一致

^

行の先頭に一致

$

行の末尾に一致

A*

A が 0 回以上繰り返すものに一致(greedy)

A+

A が 1 回以上繰り返すものに一致(greedy)

A?

A が 1 回または 0 回現れるものに一致(greedy)

A*?

A が 0 回以上繰り返すものに一致(reluctant)

A+?

A が 1 回以上繰り返すものに一致(reluctant)

A??

A が 0 回または 1 回現れるものに一致(reluctant)

AB

A の後に B が続くものに一致

A|B

A または B のいずれかが現れるものに一致

¥1

1 番最初のかっこで囲まれた副次式への後方参照

¥n

n 番目のかっこで囲まれた副次式への後方参照

量指定子(+、*、?)はデフォルトで Greedy です。つまり、全体的な照合を中断することなく、文字列内で可能な限り多くの要素と一致します。 控えめ(Non-greedy)な照合を行うには、量指定子に「?」を追加します。 控えめな量指定子を使用すると、照合時に文字列のできるだけ少ない要素と一致します。