この簡単な例では、ポリシーの順番付けがどのように機能するかを示しています。 この例では、ポリシールールが常に評価されていることを前提としてます。
あるイベントに、常に評価される複数のポリシーがある場合に、そのイベントそのものを承認するためには、すべてのポリシーを承認する必要があります。 ただし、イベントに関連付けられているポリシー評価タイプ「ALWAYS」のポリシーが 1 つ拒否されると、イベント自体も拒否されます。
注: イベントに関連付けられているポリシーの評価タイプが「Onchange」の場合、そのポリシーに含まれる属性に関連付けられた変更のみが拒否されます。 イベント自体は拒否されず、次のポリシーが評価されます。
この例では、Policy1、Policy2、および Policy3 すべてのポリシー評価タイプは「ALWAYS」です。 Policy1 は False と評価され、Process1 と名付けられたワークフロー プロセスは実行されず、User1 の作業アイテムは生成されません。 イベント制御は、即座に Policy2 に渡されます。 Policy2 および Policy3 は、両方とも True と評価されました。 優先度が高いため、ワークフロー Process2 が最初に実行され、User2 の作業アイテムが生成されます。
User2 がその作業アイテムを承認すれば、ワークフロー Process3 が実行され、User3 の作業アイテムが生成されます。次に、User3 がその作業アイテムを承認することで、イベントそのものが承認されます。 これらのアクションを、以下のテーブルに示します。
|
優先度 |
ポリシー |
結果 |
ワークフロー |
承認者 |
アクション |
|---|---|---|---|---|---|
|
1 |
Policy1 |
False |
Process1 |
User1 |
— |
|
2 |
Policy2 |
True |
Process2 |
User2 |
承認済み |
|
3 |
Policy3 |
True |
Process3 |
User3 |
承認済み |
しかし、User2 がその作業アイテムを拒否する場合には、イベントそのものが拒否され、次の表に示すように、User3 には作業アイテムは生成されません。
|
優先度 |
ポリシー |
結果 |
ワークフロー |
承認者 |
アクション |
|---|---|---|---|---|---|
|
1 |
Policy1 |
False |
Process1 |
User1 |
— |
|
2 |
Policy2 |
True |
Process2 |
User2 |
拒否 |
|
3 |
Policy3 |
True |
Process3 |
User3 |
— |
次に、Policy1、Policy2、および Policy3 すべてのポリシー評価タイプは「ONCHANGE」です。 User2 が作業アイテムを拒否した場合、Policy2 に含まれる属性に関連した変更のみが拒否されます。 次に Policy3 が評価され、Workflow Process3 の実行および作業アイテムまたは User3 の生成が行われます。 User3 が作業アイテムを拒否した場合、このイベントへのすべての変更が拒否されるため、イベントは拒否されます。 User3 が作業アイテムを承認した場合、イベントは承認され、Policy3 に含まれる属性の変更は永続化されます。
|
優先度 |
ポリシー |
結果 |
ワークフロー |
承認者 |
アクション |
|---|---|---|---|---|---|
|
1 |
Policy1 |
False |
Process1 |
User1 |
— |
|
2 |
Policy2 |
True |
Process2 |
User2 |
拒否 |
|
3 |
Policy3 |
True |
Process3 |
User3 |
承認済み |
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