ルールが複数値属性用に設定されている場合、このルールを新しく追加または削除された複数属性の値にのみ適用させる方法はありませんでした。 複数値属性に基づくポリシーの評価タイプを見ることで、これを行うことができるようになりました。 ルール評価タイプが Onchange の場合、このルールは複数値属性の新規追加または削除された値にのみ適用され、複数値属性のすべての値に適用されるわけではありません。
ルールが複数値属性のすべての値に基づく必要がある場合(新規追加または削除されたかどうかに関わらず)、そのルールの評価タイプは[常に]とします。
複数値属性に加えられた変更は、プロファイル画面上で[元に戻す]アイコンと共に強調表示されます。 複数値属性に新しい値が追加または削除されたためにルールが「TRUE」と評価された場合、この変更を承認する承認者には、複数値属性に含まれるすべての値が表示されます。 [元に戻す]アイコンをクリックすると、属性の値が元の値に戻ります。 承認者が削除された値を確認したい場合、[元に戻す]アイコンをクリックして元の値を表示させます。
[やり直し]アイコンをクリックすると新しい値が表示され、承認者はどの値が削除され、どの値が追加されたかを区別できます。 [承認]ボタンをクリックして、この複数値属性のすべての変更を承認します。 [拒否]ボタンをクリックして、この複数値属性のすべての変更を拒否します。 この複数値属性に関連するすべての後続のポリシーは、複数値属性の新しい差分値がない限り評価されません。
注: 複数値属性に基づくルールでは、複数値属性に含まれる値は実行値であり、表示値ではありません。 たとえば、州(都道府県)「MA」の表示値は「マサチューセッツ」です。 州属性に基づく承認ポリシーを作成する場合、ルールは state=MA のようになる必要があります。
たとえば、以下のポリシーについて考えてみます。これらはすべて、[ユーザの変更]管理タスクの ModifyUserEvent 用のポリシーです。
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ポリシー |
ルール |
評価 |
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Policy1 |
次の条件を満たすユーザ (State = MA) |
OnChange |
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Policy2 |
次の条件を満たすユーザ (State = DC) |
常時 |
管理者が[ユーザの変更]タスクを開始して州属性を変更し、州属性において MA が追加または削除した場合に true であるか評価するたびに Policy1 が評価されます。
Policy 2 は、管理者が州に値 DC を含むユーザのための[ユーザの変更]タスクを開始するたびに評価されます。
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