リレーショナル データベース管理 › リレーショナル データベース用に CA Identity Manager を設定する場合の重要な注意事項

リレーショナル データベース用に CA Identity Manager を設定する場合の重要な注意事項

CA Identity Manager がリレーショナル データベースを管理できるように設定する前に、データベースが以下の要件を満たしていることを確認します。

• データベースは、JDBC ドライバまたは Open Database Connectivity （ODBC）ドライバ（CA Identity Manager が SiteMinder と統合される場合）によってアクセスできる必要があります。 ドライバは外部結合をサポートする必要があります。 2 つを超えるテーブルが管理対象オブジェクトを表すために使用される場合、ドライバはネストされた外部結合もサポートする必要があります。

  注： ドライバが外部結合をサポートしない場合、データベースを照会するときに、CA Identity Manager は内部結合を使用します。 これにより、予期しないクエリ結果が生じる可能性があります。

• ユーザ、グループ、組織（サポートされる場合）のように、CA Identity Manager が管理する各オブジェクトを一意に識別します。 たとえば、ユーザの一意の識別子をログイン ID にすることができます。

  注： 一意の識別子が単一の列に格納されることを確認します。

• CA Identity Manager はいくつかの複数値属性を必要とします。これらの属性は個別テーブルの単一のセルまたは複数行で区切りリストとして格納できます。 たとえば、以下の tblGroupMembers テーブルは、グループのメンバを格納します。

［ID］列には、グループの一意の識別子が含まれます。また、［メンバ］列には、グループのメンバの一意の識別子が含まれます。 たとえば、dmason と rsavory は Research グループのメンバです。 新メンバがそのグループに追加されるとき、別の行が tblGroupMembers に追加されます。

• ユーザの環境には組織が含まれる場合は、以下タスクを実行します。
  • 組織のサポートの設定を行うデータベースに対して、CA Identity Manager に付属の SQL スクリプトを編集しおよび実行します。
  • CA Identity Manager は、ルートという名前のトップレベルの組織が必要です。 他のすべての組織はルート組織と関連します。

    組織要件の詳細については、「組織管理」を参照してください。