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パスワード同期の設定

パスワード同期エージェントは、インストール時に初期設定されます。これは、パスワード同期設定ウィザードを使用して随時再設定できます。 さらに詳細に設定することもできます。 たとえば、eta_pwdsync.conf ファイルを使用して、パスワード品質チェック用の設定変更や、タイムアウトの変更を行うことができます。

このファイルは、password_sync_folder\data\ フォルダにあります。 この設定ファイル内のすべてのキーは、パスワード同期エージェントのインストール中に設定されます。 そのため、これらのキーの変更は、必要な場合にのみ行ってください。 詳細については、このファイル内のテキストを参照してください。

重要: 設定ファイルは、編集前に念のためバックアップを作成してください。

[Server]セクション

キー

説明

デフォルト値

host

パスワード伝達を管理するドメイン サーバを指定します。

なし

port

プロビジョニング サーバの LDAP リスニング ポートを指定します。

20411

use_tls

パスワード同期エージェントとプロビジョニング サーバの間の通信を確保するために TLS/SSL を使用するかどうかを指定します。

Yes

admin_suffix

パスワード同期エージェントが CA Identity Manager にログインするためにパ使用する管理者ユーザのドメイン サフィックスを指定します。

なし

admin

パスワード同期エージェントが CA Identity Manager にログインするためにパ使用する管理者ユーザのアカウント名を指定します。

なし

password

admin キーで指定されたアカウント名用のパスワードを指定します。

なし

[eTaDomain]セクション

キー

説明

デフォルト値

Domain

パスワード同期エージェントをインストールしたプロビジョニング ドメインを指定します。

なし

etrust_suffix

CA Identity Manager 製品全体のサフィックスを指定します。

なし

domain_suffix

プロビジョニング ドメイン用のドメイン サフィックスを指定します。

なし

endpoint type

パスワード同期エージェントをインストールしたエンドポイント タイプを指定します。

なし

endpoint

パスワード同期エージェントがパスワードをインターセプトするエンドポイントを指定します。

なし

endpoint_dn

エンドポイントの識別名を指定します。

なし

container_dn

パスワードを変更するアカウントが含まれるコンテナの識別名を指定します。

なし

acct_attribute_name

アカウントの属性名(たとえば Windows NT では eTN16AccountName)を指定します。

エンドポイント タイプによって異なる

acct_object_class

アカウントの objectClass を指定します。

エンドポイント タイプによって異なる

[PasswordProfile]セクション

キー

説明

デフォルト値

profile_enabled

パスワード プロファイル チェック機能が有効かどうかを指定します。

No

profile_dn

パスワード設定ウィザードがパスワード プロファイル用の DN を生成するかどうかを指定します。

eTPasswordProfileName=Password Profile,eTPasswordProfileContainerName=Password Profile,eTNamespaceName=CommonObjects,dc=cai,dc=eta

[Timeout]セクション

キー

説明

デフォルト値

search_acct_dn

アカウント DN を検索するときのタイムアウト値を指定します。

120 秒

pwd_update

パスワードを伝達するときのタイムアウト値を指定します。

400 秒

pwd_quality_check

パスワード品質チェックを実行するときのタイムアウト値(秒単位)を指定します。

1

[Logs]セクション

キー

説明

デフォルト値

log_file

パスワード同期エージェントからのログ記録されたメッセージが含まれるログ ファイルを指定します。

..\Program files\CA\Identity Manager Password Sync Agent

log_level

ログ記録のレベルを指定します。 有効な値は以下のとおりです。

1 -- Init ファイル

2 -- パスワード更新の成功または失敗

3 -- 接続デバッグ

4 -- 追跡

0、ログ記録なし