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設定の概要

CA Identity Manager 内では、2 つの異なる種類のレポートを実行できます。

スナップショット レポート

スナップショット レポートには、CA Identity Manager オブジェクト ストアおよび CA Identity Manager ユーザストアからの情報を含むスナップショット データベースからのデータが含まれています。  スナップショット レポートの例は、ユーザ プロファイル レポートです。 スナップショット データベースに追加するデータの定義は、追加する情報を指定するスナップショット定義を使用して行います。

スナップショット以外のレポート

監査データベースなど、他のデータ ソースからのデータが含まれています。 たとえば、CA Identity Manager には、デフォルトの監査レポートが含まれています。 (これらのレポートには、ユーザ コンソール内で、レポートの名前に、「Audit-」のプレフィックスが付けられています。 デフォルトでは、CA Identity Manager は監査レポートのみを格納しますが、ユーザは、ワークフローまたはタスク永続性データベースなどあらゆるデータ ソースからのデータを含む独自のカスタム レポートを作成できます。

CA Identity Manager 内の各レポートには、実行する前に初期設定を行う必要があります。 設定手順は、実行するレポートの種類によって異なります。

以下の手順は、この章に含まれる手順の概要について説明します。

スナップショット レポートについて

  1. スナップショット定義ファイルを作成し、スナップショット データベースに追加するデータを定義します。
  2. レポート用のスナップショット データを取り込みます。
  3. ユーザ コンソールのレポート タスクを変更し、以下の手順を実行します。
    1. スナップショット定義をタスクに関連付けます。
    2. rptParamConn 接続オブジェクトをそのタスクに追加します。
  4. 以下のいずれかの方法でレポートを要求します。
  5. レポートをユーザ コンソールで表示します。

スナップショット以外のレポートについて

  1. レポートのデータ ソース情報を使用して接続オブジェクトを作成します。
  2. CA Identity Managerでレポート タスクを修正し、接続オブジェクトをそのタスクに追加します。
  3. 以下のいずれかの方法でレポートを要求します。
  4. レポートをユーザ コンソールで表示します。

レポートの初期設定が完了したら、CA Identity Manager 内でレポートを要求できます。 レポートを即座に実行することも、後日実行するためにスケジュールすることも可能です。 また、CA Identity Manager内で、レポート用の反復スケジュールを作成することもできます。

さらに、ユーザ コンソール内でレポートを表示したり、さまざまな形式にレポートをエクスポートできます。