以下に、PIF 製品のプロトタイプ ファイルのさまざまなセクションで使用可能なすべてのキーワードをアルファベット順に示します。
製品をルート ユーザ権限(flag 値 = True (1))で、または非ルート ユーザ権限(flag 値 = False(0))でインストールするかどうかを指定します。
ユーザへの提供のみを目的とした製品ビルドについての情報、たとえば、同じ製品バージョンの異なるパッケージを識別する情報を示します。 インストーラでは、この情報はチェックされません。
インストール ダイアログ ボックスの入力領域内のボタンおよびその位置を指定します。 textID オプションは、表示されるテキストを指定します。 Nextdialog は、次のダイアログ ボックス名、またはダイアログ ボックス名の動的な検出などのアクションを実行するスクリプトの名前を示します。 icon は、ボタンに対して指定することができます。 paramset オプションは、ボタンをクリックしたときに設定されるパラメータのリストを指定します。 action は、ボタンを押すと開始されるアクションを指定する番号です(例: 2 = 次のダイアログ ボックスの表示。 action の値の完全なリストは、action プロパティの[Prototype File Properties セクション]にあります。)スクリプト実行の結果(action = 9)を結果ペインに表示できます。また、resultpane パラメータでは進捗状況エリアまたはテキスト エリアを指定できます。
PIF 製品のコンポーネントの名前とバージョンを指定します。
インストール ダイアログ ボックスの入力領域内のチェック ボックスおよびその位置を指定します。 環境変数 paramname には、チェック ボックスのステータスが含まれています。 チェック ボックスがオン(True)になっている場合、環境変数の値は(1)に設定され、それ以外の場合(False)は、変数はゼロ(0)に設定されます。 カンマ区切りのパラメータ = 値の割り当ての 2 つのリストは、チェック ボックスをオンにする(actparamset)か、またはオフにした(deactparamset)場合に起動されるように指定することができます。 textID1 オプションは、チェック ボックスの右側に表示されるラベルのテキストを指定します。 textID2 の dependencylist および actionscript オプションは、チェック ボックス ツリーでのみ使用します。 オプションの textID2 ではツリーで選択された項目の追加の説明文を指定し、dependencylist ではチェック ボックスの ctrlnames のカンマ区切りのリストを指定し、actionscript ではインストール ダイアログ ボックスのフィールドの属性または内容をただちに変更するスクリプトを指定します。
コンポーネントを製品と共にインストールするか、または必要に応じて(つまり、インストール ダイアログ ボックスでコンポーネントを選択して)インストールするかどうかを指定します。後者の場合、コンポーネントはオプションで呼び出されます。
flag 値に応じて、コンボ ボックスまたはリスト ボックスを表示します。 flag 値が False (0)の場合は、リスト ボックスが表示され、flag 値が True (1)の場合は、コンボ ボックスが表示されます。 両方の種類のボックスにより、可能な値のリストが提供され、それらの値から 1 つを選択することができます。 コンボ ボックスでは、別の値を入力することもできます。 入力を検証するシェル スクリプトを指定したり、インストール ダイアログ ボックスのフィールド属性または内容をただちに変更する別のスクリプト(actionscript)を指定することができます。
製品の詳細な説明などのコメントを指定します。 textstring の最初の 127 バイトが、コメントとして DSM エクスプローラに表示されます。
PIF 製品のコンポーネントのインストール パスを指定します。
PIF パッケージャのデスクトップ アイコンを指定します。 textID1 はアイコンと共に表示されるテキストの番号であり、textID2 はローカライズされたコメントが含まれているテキストの番号です。 userinstall および allinstall のパラメータは、現在のユーザまたはすべてのユーザに対してアイコンがインストールされるかどうかを示します。
PIF パッケージャのデスクトップ メニューを指定します。 textID1 はメニューと共に表示されるテキストの番号であり、textID2 はローカライズされたコメントが含まれているテキストの番号です。 userinstall および allinstall のパラメータは、現在のユーザまたはすべてのユーザに対してメニューがインストールされるかどうかを示します。
インストール ダイアログ ボックスの名前、位置、およびヘッドラインを指定します。 入力を検証するシェル スクリプトを指定することができます。 また、インストール ダイアログ ボックスを開いたときにフォーカスが設定されるダイアログ ボックス要素(フィールド)を定義することもできます。
現在のコンポーネントに関連付けるディレクトリを指定します。
互換性のない依存関係を指定します。 この製品をインストールするときに、インストール先のコンピュータにインストールされないようにするすべての製品、およびそのバージョンを入力します。 各依存ソフトウェア製品に対して 1 つの #dis: エントリを使用する必要があります。 非互換性の依存関係がない場合は、このエントリを空白のままにするか、またはエントリを省略します。
ユーザが PIF 製品のインストールをキャンセルすると表示されるダイアログ ボックスを指定します。
製品のインストールが正常に完了した後に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
製品の削除が完了した後に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
PIF 製品のインストール中にエラーが発生した場合に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
(複数ディスク サポートのみ)次に挿入されたディスクが一致していない場合に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
(複数ディスク サポートのみ)次に挿入されたパスが一致していない場合に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
(複数ディスク サポートのみ)新しいディスクの挿入を要求する場合に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
(複数ディスク サポートのみ)新しいパスを要求する場合に表示されるダイアログ ボックスを指定します。
PIF 製品を最初にインストールするときに使用される最初のダイアログ ボックスを指定します。
PIF 製品を更新するときに使用するときに開くダイアログ ボックスを指定します。
PIF 製品のインストール中にインストールの進捗状況を視覚的に表示するダイアログ ボックスを指定します。
PIF 製品のインストール後に実行する外部プロシージャを指定します。
PIF 製品のインストール前に実行する外部プロシージャを指定します。
PIF 製品の削除後に実行する外部プロシージャを指定します。
PIF 製品の削除前に実行する外部プロシージャを指定します。
現在のコンポーネントに含まれるファイルを指定します。 コンポーネントに含まれる各ファイルに対して、1 つの #file: エントリが必要となります。
参照先ファイルの内容が表示されるインストール ダイアログ ボックス内における領域を指定します。 サポートされているファイル拡張子は、.htm、.html、.rtf、Java 用 .txt、および VT100 ユーザ インターフェース用 .txt です。 ファイルの内容はファイル領域内で折り返されます。スクロール操作がサポートされています。 パラメータを使用して、ファイル名を動的に設定できます。 特殊用途のパラメータは、PIF_RESPONSE_FILE、PIF_ERROR_FILE、および PIF_LOG_FILE です。 たとえば、内部変数 $PIF_RESPONSE_FILE をファイル名として指定すると、内部的に使用される応答ファイルの内容を表示できます。
ファイル名入力フィールドの名前と位置、およびファイル名を格納する環境変数を指定します。 入力を検証するシェル スクリプトを指定することができます。
Java のインストール ダイアログ ボックスで使用されるフォントおよびフォントのプロパティを指定します。
Java のインストール ダイアログ ボックスで、ウィンドウ フレーム ヘッダを指定します。 textID は、Resource セクションで指定されたテキスト文字列の番号です。 デフォルト値は、CA ソフトウェア管理インストーラです。
Java のダイアログ ボックスの場合のみ。 インストール ダイアログ ボックスのグラフィック領域に表示される 1 つ以上のグラフィックを指定します。 グラフィック ファイルは、GIF 形式になっている必要があります。
インストール ダイアログ ボックスで表示されるイメージ(ピクチャ)を指定します。 scalablewidth および scalableheight のパラメータはオプションです。これらが指定されている場合、定義されたサイズにイメージが調整されます。
インストール ディレクトリの入力フィールドの名前と位置、およびディレクトリを格納する環境変数を指定します。 入力を検証するシェル スクリプトを指定することができます。
PIF パッケージのインストール時に、インストール ダイアログ ボックスの入力フィールドを処理する順序を指定します。
入力フィールド、チェック ボックス、またはインストール ディレクトリに使用される説明のテキストを指定します。 参照されるテキスト文字列には、最大 1024 文字を含めることができますが、ダイアログ ボックスにラベルが表示される場合は、1 行を超えないようにします。 ラベルのテキストは、ダイアログ ボックス ウィンドウ内で折り返されません。
PIF 製品のデフォルト言語を指定します。 localeID によって指定される言語は、デフォルト言語でインストール ダイアログ ボックスを開いたときに使用されます。 (言語識別子の説明を参照してください)。
インストール先のコンピュータでの製品の複数インストールを有効または無効にするかを指定します。 flag 値が(0)(デフォルト)の場合、インストール先のコンピュータでは、この製品バージョンのインスタンスはこれ以上作成することができません。 flag 値が True (1)の場合、PIF 製品は、インストール先のコンピュータに複数回(複数インスタンス)インストールすることができます。
このナビゲーション ボタンをクリックすると表示される次のインストール ダイアログ ボックス dlgref を指定します。 次のインストール ダイアログ ボックスを決定するシェル スクリプトを指定することができます。 textID に、ナビゲーション ボタンに表示してその機能を視覚化するテキストを指定します。 また、ナビゲーション ボタンに表示するアイコン(GIF ファイルとして)を指定することができます。 action は、このナビゲーション ボタンを押すと開始されるアクションを指定する番号です(例: 2 = 次のダイアログ ボックスの表示)。 インストール ダイアログ ボックスのナビゲーション領域には、最大 4 つのナビゲーション ボタンを定義することができます。
製品インストールの設定に使用されるパラメータとそのデフォルト値を定義します。 割り当てるパラメータ値には、以前定義したパラメータを含めることができます。
例:
#parameter: $installdir , /opt/CA/installpath ; #parameter: $my_install_path , $installdir/myproduct1 ;
paramcomment プロパティは、パラメータを記述する場合に使用されます。 paramtype の値により、パラメータが発行済み(値 = 0)、プライベート(値 = 1)、またはグローバル(値 = 2)かどうかが制御されます。
パスワードの入力フィールドの名前と位置、およびパスワードを格納する環境変数を指定します。 入力を検証するシェル スクリプトを指定することができます。
この現在のパッチが変更する製品の名前を指定します。
例: #patchproduct: common_utilities ;
製品の依存関係を指定します。 現在の PIF 製品をインストールする前に、インストール先のコンピュータにインストールする必要がある製品およびそのバージョンを指定します。 現在の製品が依存している各製品に対して、1 つの #pdep: エントリを使用する必要があります。 製品の依存関係がない場合は、このエントリを空白のままにするか、または省略します。
PIF 製品の名前とバージョンを指定します。
PIF 製品のインストール後に実行する内部プロシージャを指定します。 シェル以外のインタープリタをプロシージャに対して指定することができます。
インタビュー フェーズ後(つまり、すべてのダイアログ ボックスが実行された後)に実行されるスクリプトの名前を指定します。 スクリプトをプリインストール コンポーネントに追加する必要があります。
PIF 製品のインストール パスを指定します。
PIF 製品のインストール前に実行する内部プロシージャを指定します。 シェル以外のインタープリタをプロシージャに対して指定することができます。
PIF 製品より前にインストールするコンポーネントを指定します。
プロシージャ(PIF 製品に PIF 以外の製品をマイグレートするためにユーザが作成したスクリプト)を指定します。 PIF 製品のインストール パスおよび PIF 製品のインストール モードは変更することができます(UPDATE、INSTALL)。 prepif プロシージャは、PIF 製品の新規インストール前にのみ実行され、更新インストールまたは再インストール中は実行されません。 シェル以外のインタープリタをスクリプトに対して指定することができます。
製品のインストール前、またはインストール ダイアログ ボックスを開いたときに、prepif プロシージャの直後に実行する内部プロシージャを指定します。 このプロシージャは、最初のインストール ダイアログ ボックスを開き、インストール ダイアログ ボックスに必要な事前設定を定義するたびに実行されます。 prestart プロシージャは、インストール ダイアログ ボックスが定義されていない場合にも実行されます。 シェル以外のインタープリタをプロシージャに対して指定することができます。
製品の下位バージョンへのダウングレードを禁止するかどうかを指定します。 flag 値が 1 (True)の場合、製品をダウングレードすることはできません。flag 値が 0 (False)の場合、製品をダウングレードすることができます。 製品の依存関係があるトランザクションでは、主製品のみがチェックされ、インストールされたほかの必要な製品はすべて、最も高いバージョンのまま残されます。
PIF パッケージが属する製品ファミリ名を指定します。 このキーワードを使用すると、同時に同じ製品ファミリ名のすべてのパッケージを、最新の使用可能な製品バージョンに更新することができます。 すべてのパッケージが単一の製品ファミリに属することがあります。
スクリプトからの出力テキストを使用して、スクリプト実行の進捗状況を表示します。 長いテキスト行はダイアログ ボックスのウィンドウ内で折り返されません。 進捗状況エリアは、新規スクリプトが起動されるたびにリセットされます。 この機能は、RPM パッケージでは使用することができません。
製品またはコンポーネントのインストールの進捗状況、または全体的なインストールの進捗状況(progbartype の値を使用して指定された)を表示します。 Java のダイアログ ボックスでは、インストールの進捗状況を視覚的に示すために Java 標準要素が使用されます。 VT100 モードのダイアログ ボックスのプログレス バーの文字数は、40 文字です。インストールの進捗状況は、パイプ文字と割合を使用して視覚的に示されます。 プログレス バーのあるダイアログ ボックスは、オプションの dlgref によって指定されます。 flag 値によって、プログレス バーで文字列の割合(%)をオフ(値 = 0 (False))またはオン(値 = 1 (True))に切り替えられます。
現在のインストール アクション(インストール、バックアップ、削除など)、および必要に応じてインストール フェーズ、現在インストール中のファイルやコンポーネントの名前、またはインストール経過時間(proglabeltype の値により指定された)についての情報を通知します。 プログレス ラベルのあるダイアログ ボックスは、オプションの dlgref.により指定されます。
2 つ以上の値を切り替えることができます。 オプション textID は、ボタン内に表示されるテキストを指定します。ボタングループは、ラジオ ボタンを整理するグループの名前です。 Resultparamlist は、ラジオ ボタンをクリックすると起動されるパラメータ=値割り当てのリストです。 flag 値は、デフォルトでラジオ ボタンをオンにするか(値 = 1 (True))オフにするか(値 = 0 (False))を制御します。 オプション actionscript は、インストール ダイアログ ボックスのフィールドの属性または内容をただちに変更するスクリプトを指定します。
現在のパスと置換するパッチ パッケージのカンマ区切りのリストを指定します。 リスト内のカンマの前後にスペースを含めることはできません。
例: #replacepatches: common_utilities_patch1,network_patch7 ;
指定した仮想ファイル用のディスク領域を予約します。 仮想ファイルに必要なディスク領域は、diskspace オプションにバイト数単位で指定します。
PIF 製品の削除後に実行する内部プロシージャを指定します。 標準シェル以外のインタープリタをプロシージャに対して指定することができます。
PIF 製品の削除前に実行する内部プロシージャを指定します。 標準シェル以外のインタープリタをプロシージャに対して指定することができます。
インストール ダイアログ ボックスのチェック ボックス ツリー内のスクロール領域の先頭位置を指定します。 スクロール領域の最後は、#scrollarea_end キーワードによって定義されます。 現在のインストール ダイアログ ボックスに、スクロール領域の項目に関する追加情報を提供するテキスト領域を定義することができます。 スクロール モードの仕様は、VT100 にのみ使用されます。
スクロール領域の最後を指定します。
ファイルをほかのファイルにリンクさせるかどうかを指定します。
GIF モードでグラフィック、および手動モードで製品のインストールを開始したときに最初に表示される(つまり、インタビュー フェーズのダイアログ ボックスの前に表示される)任意のテキストを指定します。 名前に GIFfile が含まれるグラフィックは、GIF 形式である必要があります。textID は、リソース セクションで指定されたテキスト文字列の番号です。
製品ベンダーの名前を指定します。
PIF 製品を実行することができる動作環境を指定します。
インストール ダイアログ ボックスなどに表示するテキスト リソースを指定します。 プロトタイプ ファイルでは、テキスト文字列は textID の番号のみで参照されます。
参照先テキストが表示されるインストール ダイアログ ボックスの領域を指定します。 テキストはテキスト領域内で折り返されます。スクロール操作がサポートされています。
ユーザ固有の入力フィールドの名前と位置、および入力されたテキストを格納する環境変数を指定します。 製品のインストールに渡される一時応答ファイルに、入力データが書き込まれます。 必要に応じて、入力を検証するシェル スクリプトを指定することができます。
製品のインストールのタイムアウト値を指定します。 デフォルトのタイマ値(10 分)を超える可能性がある長時間実行スクリプトの場合は、インストール スクリプトの要求を満たす大きいタイムアウト値を指定すると便利です。
スクロール領域内のツリーの先頭を指定します。 ツリーの最後は、#tree_end キーワードによって指定されます。 テキスト領域を指定して、スクロール領域の項目に関する追加情報を提供することができます。 この場合は、テキスト領域を現在のインストール ダイアログ ボックスで定義する必要があります。 flag はツリーの初期形状を指定し、False = 0 の場合はツリーは最初から折りたたまれており、True = 1 の場合はツリーは最初から展開されています。 デフォルト値は、False (0)です。
スクロール領域内のツリーの末尾を指定します。
テキスト文字列を UTF-8 エンコード形式で入力する必要があることを指定します。 キーワードが指定されていない場合、テキスト文字列は MBCS コードで入力されます。
この現在のパッケージによって置換される仮想パッケージの prodname を指定します。 指定されたバージョンは、仮想パッケージの最も下位のバージョンです。 インストール中に、バージョン番号は >= (以上)演算子により検証されます。 フラグによって、インストール後に元のパッケージ(または別の仮想パッケージ)が削除されるかどうかが示されます。 フラグ値 0 は、「削除しない」を、フラグ値 1 は、「削除する」を指定します。 デフォルトは 1 です。
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