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Microsoft SQL Server MDB のメンテナンス

Microsoft SQL Server (SQL Server) データベース テーブルは、データベースで大量のデータの更新があった場合、常に最適化する必要があります。

SQL Server 上の管理データベース(MDB)の管理に役立つものとして、CA ITCM では、DsmMSSqlOpt.bat メンテナンス スクリプトを管理者が常時適用できるように提供しています。

DsmMSSqlOpt.bat スクリプトを使用すると、インデックスのデフラグや統計の更新などのメンテナンス タスクを実行することで、データベース テーブルを最適化することができます。 CA IT Client Manager が所有するテーブルのみがスクリプトによって影響を受けます。

DsmMSSqlOpt メンテナンス スクリプトは、CA IT Client Manager のインストール時に以下の場所に自動的にインストールされます。

%Program Files$¥CA¥DSM¥database¥mdb_install¥mssql¥DsmMsSqlOpt.bat

DsmMSSqlOpt メンテナンス スクリプトは、CA IT Client Manager のインストール メディア(DVD)の以下の場所からも利用できます。

Maintenance¥Windows¥mssql¥DsmMsSqlOpt.bat

DsmMSSqlOpt メンテナンス スクリプトは、以下のような特定のオプション付きで実行できます。

DsmMsSqlOpt.bat [-pagecount=n] [-maxfrag=m] [ -usereindex] [ {local | ServerName} [MDBName] ]
-pagecount

テーブルまたはインデックスの最大ページ数 n を指定します。 指定したページ数よりも大きいテーブルやインデックスはデフラグされます。 n は数値です。

デフォルト: 1000

-maxfrag

断片化の程度 m を指定します。 指定した断片化の程度であるテーブルはデフラグされます。 m は数値です。

デフォルト: 10

-usereindex

インデックスがデフラグではなく再構築されるように指定します。 デフォルトでは、DsmMsSqlOpt スクリプトはインデックスのデフラグを実行します。

DSM エンタープライズ マネージャおよびドメイン マネージャがある場合は、メンテナンス スクリプトを両方の層のデータベースに対して実行する必要があることに注意してください。 ドメイン データベースに最初の1,000のコンピュータ アセットが登録された後、少なくとも1回はスクリプトを実行することをお勧めします。 以後、5,000 のコンピュータ アセットを追加で登録するたびに、このスクリプトを実行する必要があります。 エンタープライズの場合、5,000 のコンピュータ アセットが関連するドメイン マネージャから複製されるたびに、メンテナンスを実行する必要があります。

DsmMsSqlOpt.bat スクリプトは、MDB がインストールされているコンピュータ上でローカルに実行する必要があります。 このスクリプトには 2 つのオプションがあり、インデックスの再構築か、またはインデックスのデフラグに使用できます。 [インデックス再構築]オプションでスクリプトを実行する前に、MDB にアクセスするすべてのマネージャ コンポーネントをシャットダウンすることをお勧めします。 DSM コンポーネントは、スクリプトの終了後に再起動する必要があります。

スクリプトがインデックスをデフラグするオプションで呼び出された場合、DSM コンポーネントは保持されて続行されます。 ただし、スクリプトによって開始された捜査はリソースを大量に消費し、パフォーマンスにネガティブな影響を与える可能性があります。 また、データベースの大きさを考慮すると、インデックスのデフラグを完了するには数時間かかる可能性があります。

このため、MDB のワークロードが少ないか、またはないときに MDB のメンテナンス タスクをスケジュールします。 たとえば、スクリプトを 1 週間に 1 度夜間に起動する、または週末に起動するようスケジュールできます。