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MessageBox または MsgBox - メッセージ ボックス ウィンドウの表示

Windows および Windows CE で有効です。

MessageBox または MsgBox 関数は、 メッセージ ボックス ウィンドウを表示します。 メッセージ ボックスにはメッセージやタイトル、および style パラメータで示された定義済みボタンの組み合わせが含まれます。

MessageBox の代わりに MsgBox を使用して関数を呼び出すことができます。

この表示関数の形式は、以下のとおりです。

MessageBox(message as String, title as String, style as Integer) as Integer
MessageBox(message as String, title as String) as Integer
MessageBox(message as String, style as Integer) as Integer
MessageBox(message as String) as Integer
message

表示するメッセージを含む文字列を指定します。

タイトル

メッセージ ボックス タイトルを含むオプション文字列を指定します

デフォルト: DMS

style

メッセージ ボックスの内容および動作を指定するオプションの整数を指定します。 style パラメータには、以下のいずれかの事前定義された定数を指定できます。

MB_OK

[OK]ボタンを含むボックスを追加(デフォルト)

MB_OKCANCEL

[OK]および[キャンセル]ボタンを含むボックスを追加

MB_YESNO

[はい]および[いいえ]ボタンを含むボックスを追加

MB_RETRYCANCEL

[再試行]および[キャンセル]ボタンを含むボックスを追加

MB_YESNOCANCEL

[はい]、[いいえ]、および[キャンセル]ボタンを含むボックスを追加

MB_ABORTRETRYIGNORE

[中止]、[再試行]、および[無視]ボタンを含むボックスを追加

MessageBox のモーダル性に関する定数

デフォルトでは、ユーザはメッセージ ボックスに応答してから、現在のウィンドウの作業を継続する必要があります。ただし、別のアプリケーションのウィンドウに移動して、作業することはできます。

MB_SYSTEMMODAL

すべてのアプリケーションは、ユーザがメッセージ ボックスに応答するまで中断されます。 システム モーダル メッセージ ボックスは、すぐに対処する必要がある重大で、損失を引き起こす可能性のあるエラーがあることをユーザに通知する場合に使用します。

MessageBox のアイコンに関する定数

デフォルトでは、アイコンは表示されません。

MB_ICONEXCLAMATION

メッセージ ボックスに感嘆符アイコンを追加します。

MB_ICONINFORMATION

メッセージ ボックスに「i」が円で囲まれたアイコンを追加します。

MB_ICONQUESTION

メッセージ ボックスに疑問符アイコンを追加します。

MB_ICONSTOP

メッセージ ボックスに、停止記号アイコン(赤い円で囲まれた白い「X」)を追加します。

MessageBox のデフォルト ボタンに関する定数

デフォルトは以下のとおりです。 1 番目のボタンがデフォルトです。

MB_DEFBUTTON2

2 番目のボタンをデフォルトにします。

MB_DEFBUTTON3

3 番目のボタンをデフォルトにします。

その他の定数

MB_SETFOREGROUND

メッセージ ボックスを前面ウィンドウにします。 コード化されていない場合、現在の前面ウィンドウがそのまま前面に配置されます。

特定のグループの各定数を、別のグループの任意の定数と組み合わせることができます。 たとえば、[中断]、[再試行]、[無視](デフォルト)ボタン、および停止記号アイコンが配置されたメッセージ ボックスを表示して、ユーザが応答するまですべてのすべてのアプリケーションを中断する場合は、以下のスタイルをコード化する必要があります。

MB_ABORTRETRYIGNORE + MB_DEFBUTTON3 + MB_ICONSTOP + MB_SYSTEMMODAL

style パラメータを省略した場合、MB_OK が使用され、メッセージ ボックスには[OK]ボタンのみが配置されます。

メッセージ ボックスを作成するために必要なメモリがない場合、関数の戻り値はゼロです。 それ以外の場合は、以下のボタン値のいずれかが返されます。

IDOK

値 1: [OK]ボタンがクリックされました。

IDCANCEL

値 2: [キャンセル]ボタンがクリックされました(またはキーボードの Esc キーが 押されました)。

IDABORT

値 3: [中止]ボタンがクリックされました。

IDRETRY

値 4: [再試行]ボタンがクリックされました。

IDIGNORE

値 5: [無視]ボタンがクリックされました。

IDYES

値 6: [はい]ボタンがクリックされました。

IDNO

値 7: [いいえ]ボタンがクリックされました。

例: MessageBox 関数

以下の例では、config.sys ファイルのバックアップ コピーを作成するかどうかを確認し、必要な場合はバックアップを作成します。

Dim Src,Dst as string
Dim Question as string

Question="Do you want to make a backup of your config.sys?"

if MessageBox(Question,MB_YESNO)=IDYES then
	Src="C:¥CONFIG.SYS"
	Dst="C:¥CONFIG.BAK"
	if CopyFile(Src,Dst,TRUE) then MessageBox("CONFIG.BAK created.")
end if