MSI 項目の登録や提出を行うと、製品によっては、システム ファイルの更新や Windows レジストリの変更が行われる場合があります。
ユーザのアクセス権が不適切な場合は、そのユーザにインストール ジョブが送信されるときにインストールが失敗する可能性があります。
Windows Installer を高度な権限で実行するには、システム ポリシー エディタ(Windows NT および Windows 9x では poledit.exe)またはグループ ポリシー エディタ(Windows 2000/XP では gpedit.msc および Active Directory)を使用して、Windows Installer の[常にシステム特権でインストールする]を有効にします。
コンピュータおよびユーザ設定の両方を変更する必要があることに注意してください。
Windows Installer の[常にシステム特権でインストールする]をこの方法で有効にすると、この設定が SD の設定に優先して使用されます。これは、SD が Windows Installer に、より低い権限を設定することはないためです。
Windows Installer の[常にシステム特権でインストールする]を有効にしない場合は、ほかの方法を使用して、以下のように作業することができます。
[高度な権限でインストールしない]チェック ボックスをオフにすると、プロパティ sdprop_installelevated が、現在のソフトウェア項目について登録されているすべてのインストール、アンインストール、および設定プロシージャに対して設定されます。 より正確には、管理者によるインストール、管理者によるインストールの削除、検出、およびパスワードの確認を除く、項目に登録されているすべてのプロシージャに対してプロパティが設定されます。
[高度な権限でインストールしない]チェック ボックスをオンにした場合でも、プロパティ sdprop_installelevated を現在のソフトウェア項目について登録されている適切なインストール、アンインストール、および設定プロシージャに対して設定することによって、システム特権でインストールすることができます。 これは登録後に、項目を封印せずに、対象となるプロシージャのプロパティを使用して行うことができます。このとき、最初に[埋め込みファイル]タブを選択した後、[MSI プロパティ]タブを選択します。このタブで MSI プロパティの追加または削除を行うことができます。
Perform 方式を使用して登録し、管理者によるインストールを使用した場合は、[完全 UI を使用して管理者によるインストールを実行する]チェック ボックスが表示されます。 管理者によるインストールを使用する場合は、このチェック ボックスをオンにします。[完了]をクリックすると、管理者によるインストールが起動し、完全なユーザ インターフェースを使用して実行されます。 この方法は、PIDKEY プロパティの設定を必要とする Office XP を登録する場合などに必要となる可能性があります。
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