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転送オブジェクト サーバ ポリシー グループ

転送オブジェクト サーバ ポリシー グループには、DTS 転送オブジェクト サーバ(TOS)の以下のポリシーが含まれています。 ポリシーをダブルクリックして[プロパティの設定]ダイアログ ボックスを表示すると、そのポリシーのパラメータ値を変更できます。

注: 転送オブジェクト サーバ(TOS)、ネットワーク オブジェクト サーバ(NOS)、およびスケジュール オブジェクト サーバは、ドキュメント全体を通して、一般にオブジェクト サーバ、DTS サーバ、およびサーバと呼ばれます。 ただし、DSM の正式な用語では、DTS マネージャです。

中断された転送を許可

完了していない転送のステータスは中断に変更され、エージェントがオンラインになったときに自動的に再開されるようにすることを指定します。

デフォルト: True

WorldView 内にマシンを自動的に作成

転送が正常に完了したときに WorldView 内にオブジェクトが作成されるかどうかを示します。 True の場合で WorldView に統合されている NOS に接続されている場合、このポリシーによって、転送リクエストに関与する、CA MDB(MDB)に登録されていないコンピュータ オブジェクトの自動作成が有効になります。 該当するコンピュータが MDB で検出されない場合、転送オブジェクト サーバはネットワーク オブジェクト サーバに対して、該当コンピュータを MDB、ネットワーク オブジェクト リポジトリ、および使用する DTS ビジネス プロセス ビューに追加するように指示します。

デフォルト: False

ADT トラステッド セキュリティの有効化

True の場合、この転送オブジェクト サーバの ADT トラステッド セキュリティが有効にされます。 トラステッド セキュリティは、トラステッド セキュリティ ドメインを使用する DTS クライアントにのみ適用されます。 トラステッド セキュリティ ドメインでは、DTS 管理者は、信頼されたユーザおよび信頼されたアクセス先の DTS を指定します。 信頼されたアクセスとは、エージェントのセキュリティ モードが fail に設定されている場合でも、転送時に DTS エージェントのユーザ名またはパスワードを指定せずに、これらのユーザが正常に転送を起動できることを意味します。

デフォルト: False

レガシー マネージャ通信の有効化

True の場合、このコンポーネントをレガシー マネージャ コンポーネントに接続する必要があります。

デフォルト: False

Wake-On-Lan を有効化

転送に関与するすべてのコンピュータに Wake-On-Lan 信号またはデータグラムを送信するかどうかを示します。 False の場合、Wake-On-Lan 信号は送信されません。

デフォルト: True

受信接続タイムアウト

クライアントがサーバで自動的に切断されるまでのクライアントの非活動秒数を指定します。

限度: 60-36000

デフォルト: 300

レガシー メッセージの配信期間

CAM メッセージの配信に割り当てる時間(秒)を指定します。

限度: 60-36000

デフォルト: 300

レガシー メッセージ サポート

レガシー CAM キュー上の着信転送リクエストをスキャンするかどうかを示します。 DTS の以前のバージョン(r1 ~ r3)との互換性を確保するために必要となります。

デフォルト: False

レガシー セキュア モード

True の場合、DTS 制御メッセージのレガシー暗号化を有効にします(Windows のみ)。

デフォルト: False

受信接続の最大数

同時に接続可能なクライアントの最大数を指定します。

注: オペレーティング システムによって、ここで指定した値よりも少ない値が適用されることがあります。

限度: 1-1000

デフォルト: 64

NOS のネットワークでの場所

転送オブジェクト サーバが接続される DTS ネットワーク オブジェクト サーバを示します。 NOS の名前またはネットワーク アドレスを指定することができます。 デフォルトでは、このポリシーは、TOS がインストールされたコンピュータのアドレスに設定されます。 None に設定されている場合、TOS は、開始時にネットワーク オブジェクト サーバに接続されません。

注: ネットワーク オブジェクト サーバ に接続していない場合は、関係するコンピュータのロケーション情報をランタイム パラメータに指定して、ポイント ツー ポイント転送を行うことができます。

デフォルト: localhost

NOS 接続タイムアウト

転送リクエストのネットワーク ルーティングを解決するために、ネットワーク オブジェクト サーバが別の DTS マネージャ コンポーネントへの接続完了を待つ秒数を指定します。 指定された時間が経過すると、NOS でタイムアウトが発生します。

限度: 5-120

デフォルト: 20

中断された転送の処理の頻度

転送オブジェクト サーバが完了していない転送を再開するまで待機する間隔を分単位で指定します。 0 に設定した場合、このポリシーは無効です。

限度: 0-1000000

デフォルト: 720

例: このポリシーを 60 に設定すると、TOS は 60 分ごとに、エージェント宛ての保留中の全転送をチェックして、それらをアクティブにします。

ルート ポーリング間隔

ネットワーク オブジェクト サーバの未処理のルート ルックアップに対してのポーリング間隔を秒単位で指定します。

限度: 0-1000000

デフォルト: 180

セキュリティ モード

着信転送リクエストを認証する必要があるかどうかを決定します。 セキュリティ違反に対する応答は、現在のセキュリティ モードによって異なります。 有効な値は以下のとおりです。

クワイエット

セキュリティ チェックを無効にします。

警告

セキュリティ チェックを有効にします。 無効なリクエストが検出された場合は、操作を継続することができます。 ただし、オカレンスを示すログ ファイルに違反が記録されます。

失敗

セキュリティ チェックを有効にします。 無効なリクエストが検出された場合は、操作がすぐに中止されます。 Fail モードが有効な場合、ユーザは、DTS コンピュータのランタイム パラメータを表示または設定するには、有効なユーザ名とパスワードを入力するよう要求されます。

デフォルト: 失敗

セルフ ディスカバリ: セルフ ディスカバリのサポートを有効化

True の場合、NOS にエージェントの通知メッセージを転送し、MDB におけるコンピュータの作成および更新を許可します。

デフォルト: True

セルフ ディスカバリ: MDB 内のエージェントを識別

TOS 固有のパラメータを定義します。 テクニカル サポートの指示があった場合にのみ変更してください。

デフォルト: True

セルフ ディスカバリ: MDB 内の IP アドレスを使用

TOS 固有のパラメータを定義します。 テクニカル サポートの指示があった場合にのみ変更してください。

デフォルト: True

TOS 監査モード

マネージャ(DTS 転送オブジェクト サーバ)による監査の詳細レベルを指定します。 有効な値は以下のとおりです。

0 - 無効

監査メッセージが指定されていません。監査が無効です。

1 - 最小

サーバ メッセージのみを指定します。

2 - 標準

サーバ、転送ジョブ、および転送失敗のメッセージを指定します。

3 - 拡張済み

すべての監査メッセージを指定します。

デフォルト: 1

TOS プロトコルのパラメータ

レガシー TCP リクエストのリスニングに使用されるポートを指定します。

デフォルト: RPORT=<8198>

転送グループのサイズ

1 つのファンアウト、ブロードキャスト、およびマルチキャスト グループを定義する最大転送数を指定します。

重要: DTS は、IPv4 ブロードキャストおよび IPv4/IPv6 マルチキャストのアドレス指定をサポートします。 BCAST 一対多プロトコルは、IPv4 アドレスでのみ使用できます。 ブロードキャスト タイプの転送を IPv6 ネットワーク経由で実行する場合、関連する IPv6 マルチキャスト アドレスと共に MCAST プロトコルを使用します。

限度: 2-1000

デフォルト: 30

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