前提条件の確認
仮想 WOL の動作には、以下の前提条件が必要です。
注: RVI エージェントは、Microsoft Hyper-V および XenServer サーバ上で実行されている Linux 仮想マシンからの特定の BIOS インベントリ属性を収集できません。仮想 WOL は、そのような Linux 仮想マシン上ではサポートされていません。
注: 無料バージョンではホストへの API アクセスが制限されるので、仮想 WOL は、無料バージョンの VMware ESXi 上で実行されるゲストではサポートされていません。
コンピュータまたはグループ用の仮想 WOL の有効化または無効化
仮想 WOL は、デフォルトではすべての仮想マシン上で有効です。 仮想化サーバが多数の VM をホストする場合で、それらを同時に実行するリソースが不足している場合には、その VM 上で仮想 WOL を無効にできます。 リモートからコンピュータの電源をオンにする場合、それを有効に戻すことができます。
次の手順に従ってください:
仮想 WOL は、コンピュータ上で無効になります。 コンピュータまたはグループは、「ウェイクアップなし」グループに追加されます。
このアクションにより、仮想 WOL が無効であることが確認されます。
コンピュータの仮想 WOL ステータスの表示
コンピュータの仮想 WOL ステータスを表示して、CA ITCM を使用して電源をオンにできるかどうかを知ることができます。 DSM エクスプローラで、以下のいずれかのノード内でステータスを表示できます。
注: このオプションは、ソフトウェア配信や DTS など、一括ウェイクアップを実行できる DSM コンポーネントでのみ利用可能です。 [電源をオンにできます]オプションは、リモート コントロールには適用できません。
電源オフの仮想マシンの表示
仮想マシンをウェイクアップする前に、電源がオンかオフかを知る必要があります。 電源がオフの仮想マシンのみをウェイクアップします。 特定の仮想化サーバ上の仮想マシンの電源オン ステータスを表示するには、[すべてのコンピュータ]-[仮想化サーバ]-[インベントリ]-[仮想化]-[サーバ仮想マシン]に移動します。 右ペインで[状態]列を表示します。
CLI を使用した仮想マシンのウェイクアップ
CLI を使用して、仮想マシンをウェイクアップすることができます。 たとえば、バッチ スクリプトを使用して、複数の仮想マシンをウェイクアップしたい場合があります。 以下のコマンドで、仮想マシンをウェイクアップします。
caf sendwol [user username password password] vm vGUID guid vsvr url rviagent fqdn
AM リモート エージェント コンピュータ上の管理者ユーザのクレデンシャルを指定します。 CLI を実行しているのと同じコンピュータ クレデンシャルを使用する場合、このパラメータをスキップできます。
仮想 WOL を実行する必要があることを指定します。
ホストが認識している仮想マシンの ID を指定します。 ID は、プラットフォーム仮想化サーバ タイプに応じて、仮想 GUID、システム ID、またはシリアル番号にすることができます。
現在の仮想マシンの仮想サーバ ホストの URL を指定します。
仮想マシンを検出した AM リモート エージェントの FQDN を指定します。
仮想 WOL の例
この例では、仮想マシン上で仮想 WOL を実行します。
caf sendwol user root password secret vm vsvr https://virt.acme.com/sdk vguid 123456 rviagent rvi3.acme.com
注: CAF コマンドの詳細情報については、「caf <command> /?」と、 コマンド プロンプトで入力してください。
DSM エクスプローラを使用した仮想マシンのウェイクアップ
DSM エクスプローラから仮想マシンをウェイクアップすることができます。 ウェイクアップする仮想マシンを右クリックし、[電源オン]オプションを選択します。 このアクションは、コンピュータの仮想 WOL リクエストを送信します。 仮想マシンに接続して、仮想マシンがウェイクアップされているかどうか確認します。
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