fetch コマンドは、エンタープライズ マネージャでのみ有効です。
単一の CA ITCM ドメイン マネージャまたはひとまとまりの CA ITCM ドメイン マネージャからファイルを抽出して、エンタープライズ マネージャの抽出エリアに格納する場合に使用します。
このアクションの指定は以下の形式になります。
fetch item=item [comment=comment]
path=path_name
{{area=area_name} | {domain=domain_name} | toAllAreas}
[cname=name]
[sendTime="YYYY-MM-DD hh:mm"]
[haltTime="YYYY-MM-DD hh:mm"]
項目を抽出するCA ITCM ドメインを指定します。
このパラメータを何度か指定すると、いくつかの CA ITCM ドメインをまとめて処理することができます。
以下を指定します： ジョブ コンテナの一意の名前（オプション）。
指定された名前のジョブ コンテナ / 配布がすでに存在する場合、エラーが報告されます。
「cname」がコーディングされていない場合、一般的な名前が生成されます。
抽出項目または項目の説明になるコメントを指定します。
以下を指定します： 項目を抽出する 1 つ以上の CA ITCM ドメイン グループの名前
このパラメータを何度か指定すると、いくつかの CA ITCM ドメイン グループをまとめて処理することができます。
以下を指定します： 配信注文が停止する必要のある日時です。 日付は ISO フォーマット「YYYY-MM-DD hh:mm」で指定する必要があります。
ターゲット CA ITCM ドメイン マネージャから抽出する項目の名前を指定します。
以下を指定します： 抽出される項目へのパス
指定するパス名は、ターゲットの CA ITCM ドメイン マネージャ上に存在するものになります。
ご使用中のオペレーティング システムの表記法に従ってコーディングする必要があります。
CA ITCM ドメイン マネージャからデータを取得するには、fetch コマンドの「path」パラメータを使用して、ドメイン マネージャからどのようなデータを取得するのかを指定します。
利便性向上のために、パスにはシステム定義またはユーザ定義の環境変数を含めたり、SD の設定ファイルを指定することができます。
（詳細については、DSM エクスプローラ ヘルプを参照してください）。
SD では、環境変数をパーセント記号「%」で囲む必要があります。
以下を指定します： 関連付けられた配信をアドレス指定されたドメイン マネージャに送信する時間です。 日付は ISO フォーマット「YYYY-MM-DD hh:mm」で指定する必要があります。 このパラメータが指定されていない場合、現在の日時が使用されます。
コーディングすると、関連する配信がエンタープライズ マネージャに登録されたすべての CA ITCM ドメインに送信されます。
エンタープライズ マネージャでもドメイン マネージャでも環境変数 %SAMPLES% が定義されていますが、エンタープライズ マネージャの場合は「c:¥samples」を指し、ドメイン マネージャの場合は「g:¥examples」を指しています。
テキスト ファイルをすべて抽出してください。 Windows コマンド プロンプトから以下のコマンドを起動してみます。
cadsmcmd fetch item=sample path=%SAMPLE%¥*.txt area=domain_manager
すると、エラーになるか、または予期しない結果が発生します。 SAMPLES がエンタープライズ マネージャに定義されているため、コマンド プロンプトがこの変数を解決し、以下の path パラメータと共に cadsmcmd を起動します。
path=c:¥samples¥*.txt
Windows コマンド プロンプトによる変数の解決を避けるには、コマンド プロンプトに解釈されないようパーセント記号をエスケープする必要があります。 このためには、パーセント記号の前にカレット「^」を付けます。
このようにして以下の呼び出しを実施すると、どのパラメータもコマンド プロンプトによる変更なしで cadsmcmd に渡され、環境変数 SAMPLES がドメイン マネージャのサイトで解決されます。
cadsmcmd fetch item=samples path=^%SAMPLES^%¥*.txt area=domain_manager
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