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追加の SCAP データ ストリーム

このリリースにバンドルされたチェックリストに加えて、スキャナはすべての有効なSCAP データ ストリームをスキャンします。 追加の SCAP データ ストリームには、新規、またはアップデートした FDCC チェックリスト、カスタム チェックリスト、またはすべてのソースからの SCAP データが追加できます。

追加の SCAP データ ストリームの設定方法

CA ITCM は、追加の SCAP データ ストリームをターゲット エージェント コンピュータに自動的に配布できます。 追加の SCAP データ ストリームを自動配布に設定すると、以下のタスクが必要になります。

  1. SCAP データ ストリームをドメイン マネージャにコピーする
  2. ハードウェア インベントリ収集タスクの設定
SCAP データ ストリームのドメイン マネージャへのコピー

DCS のスキャンで使用するチェックリスト ファイル(SCAP データ ストリーム)は、ドメイン マネージャの特定のディレクトリで使用可能である必要があります。 デフォルトの SCAP チェックリスト処理ジョブを実行する場合には、DSM エンジンがこのディレクトリでチュックリストが新規に作成されたかまたはアップデートされたかをチェックします。

SCAP データ ストリームをドメイン マネージャの「ITCM_installpath¥SCAP_Checklists」ディレクトリの下の新規ディレクトリにコピーします。

注: SCAP データ ストリームまたはそのディレクトリのチェックリストに属するすべてのファイルを SCAP_Checklists ディレクトリに配置する必要があります。

SCAP 設定のエクスポート

[SCAP 設定]ダイアログ ボックスから設定情報の設定を .CFG ファイルにエクスポートできます。 カスタム、または追加の SCAP データ ストリーム用のインベントリ検出モジュールを作成する場合に、このファイルを使用して[SCAP 設定]ダイアログ ボックスで環境設定情報をインポートすることができます。

SCAP 設定をエクスポートする方法

  1. エクスポートする SCAP 設定の DCS インベントリ検出モジュールをダブルクリックします。

    [モジュール名]用のプロパティ ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [設定]タブで、gui_am_scapcfg.exe 設定ツールを使用することを確認します。
  3. [起動]をクリックします。

    [SCAP 設定]ダイアログ ボックスが既存の設定で表示されます。

  4. ダイアログ ボックスの左上隅のシステム メニュー アイコンから、[設定のエクスポート]を選択します。

    [Save As]ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. ファイル名を指定して、[保存]をクリックします。

    これで、設定は指定した場所のファイルにエクスポートされます。

SCAP 設定のインポート

インベントリ検出モジュールを作成する場合、SCAP 設定ファイルから[SCAP 設定]ダイアログ ボックスに情報をインポートできます。 SCAP 設定をインポートすると、[SCAP 設定]ダイアログ ボックスのそれぞれのフィールドに設定の詳細が入力されます。

SCAP 設定をインポートする方法

  1. 新規インベントリ モジュールの[SCAP 設定]ダイアログ ボックスで、左上隅のシステム メニュー アイコンから[設定のインポート]を選択します。

    [インポートするファイルを選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 有効な SCAP 設定ファイルを選択し、[開く]をクリックします。

    設定情報が[SCAP 設定]ダイアログ ボックスのそれぞれのフィールドにインポートされます。

    以下に、サンプルのSCAP 設定ファイルの内容を示します。

    [SCAP]
    SCAPPath=FDCC-Major-Version-1.2.1.0¥ie7
    XCCDFFile=fdcc-ie7-xccdf.xml
    XCCDFID=fdcc-ie-7
    CPEDictionary=fdcc-ie7-cpe-dictionary.xml
    InvComponent=$SCAP$FDCC IE7
    CollectXCCDFResultFile=false
    CollectOVALResultFiles=false
    OvaldiPath=ovaldi-ca