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階層統合の例

次の図に示す連携マップのネットワークでは、レポート サーバとして管理用 CA Enterprise Log Manager サーバと、組織図に似た設定の複数の収集サーバを使用しています。 管理サーバおよびレポート サーバは親の CA Enterprise Log Manager サーバとして動作し、クエリ、レポートおよびアラートを処理するレポート機能に加えてユーザ認証、許可、および主な管理機能も提供します。 この例の収集サーバは、管理/レポート サーバ 1 の子になります。 階層に追加のレベルを用意する場合もあります。 一方で、管理サーバは 1 台しか配置できません。 追加のレベルは、収集サーバの親としてのレポート サーバで構成します。

このスタイルの連携の例では、管理/レポート サーバ 1 は本社に配置し、収集サーバ 1 および 2 として表された収集サーバは地方または支社に配置できます。 各ブランチでは自分のデータに関するレポート情報を取得できますが、別のブランチからのデータは取得できません。 たとえば、収集サーバ 1 では、収集サーバ 1 のみのデータに対してクエリおよびレポートを実行できます。 一方で、管理/レポート サーバ 1 では、管理/レポート サーバ 1、収集サーバ 1、および収集サーバ 2 からのデータに対してクエリおよびレポートを実行できます。

次の図は、最上位に管理およびレポートのロールを持つ 1 つの Log Manager サーバがあり、その下の 2 つの収集用 Log Manager サーバの親として動作していることを示しています。

階層統合では、各 CA Enterprise Log Manager サーバは 1 つ以上の子を持つことができますが、親は 1 つだけです。 このタイプの連携は、管理サーバから始まるトップダウン形式で設定されます。 そして下の各階層に移動し、子のレポート サーバおよび収集サーバを設定します。 連携の設定で重要なのは、先にサーバのマップと目的とする関係を作成することです。 その後に CA Enterprise Log Manager サーバを子サーバとして設定し、そのサーバ間の関係を実装します。

詳細情報:

子サーバとしての CA Enterprise Log Manager サーバの設定