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階層統合

階層統合では、トップダウンの階層構造を使用して、広い領域にイベント収集の負荷を分散します。 この構造は組織図に似ています。 作成しなければならないレベル数はありません。ビジネスのニーズに最も適したレベルを作成できます。

階層統合では、任意の CA Enterprise Log Manager サーバに接続して、そのサーバとその下の任意の子サーバのイベント データに関するレポートおよびデータを表示することができます。 アクセス可能なデータのスコープは、階層のどの場所で開始するかによって制限されます。 階層の中間で開始すると、そのサーバのデータと、その子サーバのデータのみを表示できます。 階層統合の上位ほど、対象のネットワーク データのスコープが広くなります。 最上位レベルでは、階層環境全体のすべてのデータにアクセスできます。

階層統合は、地域ごとに展開する場合などに便利です。 ローカルのリソースにネットワークの特定の階層またはブランチ内のイベント データにアクセスさせ、同階層の他のブランチのイベント データにはアクセスさせないようにする場合を考えてみます。 同階層に 2 つ以上のブランチを持つ階層統合を作成し、各地域のデータを含めます。 各ブランチは、すべてのイベント ログ レポートの全体的なビューを作成するために、本社のオフィスにある管理用 CA Enterprise Log Manager サーバにレポートします。