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IPv6 IP アドレスのサポート

従来は、IP アドレスの指定方法として、IPv4 のドット区切りの 10 進表記のみがサポートされていました。 現行リリースでは、IP アドレス フィールドに IPv6 アドレスを指定できます。 IPv6 は、IPv4 で使用される 32 ビット アドレスの代わりに 128 ビット IP アドレスを使用します。 IP アドレスのバージョンを基にしたポリシーはすべて IPv4 および IPv6 をサポートします。

IPv4 マップ IPv6 アドレスと従来の IPv6 フォーマットの両方を使用できます。 IPv4 マップ IPv6 アドレス フォーマットでは、以下のように IPv4 ノードの IPv4 アドレスを IPv6 アドレスとして表すことができます。

• IPv6 形式は、8 グループの 4 桁の 16 進数（x:x:x:x:x:x:x:x）で表すのが一般的です。 x はそれぞれ、1 ～ 4 桁の 16 進数を表し、アドレスを 16 ビットずつに分けた 8 ブロックの内の 1 つに相当します。
• IPv4 射影 IPv6 アドレスは、IPv4 ノードと IPv6 ノードが混在する環境で使用する際に役立ちます。表記は、0:0:0:0:0:FFFF:d.d.d.d のようになります。d はそれぞれ、10 進数で表したアドレスです（IPv4 のドット区切りの 10 進表記）。

  重要： 0:0:0:0:0:0:d.d.d.d というフォーマットの IPv4 互換 IPv6 アドレスは、RFC 4291 によると、最新の IPv6 移行メカニズムでは使われなくなっているため、現在は推奨されていません。

以下は従来のフォーマットで記述された有効な IPv6 アドレスです。

2001:0db8:85a3:08d3:1319:8a2e:0370:7334

1 つ以上の 4 桁のグループが 0000 の場合、0 を省略して、2 つのコロン（::）で置き換えることができます。 グループ中の先頭の 0 も省略できます。 次の例の IP アドレスはすべて同じです。

• 2001:0db8:0000:0000:0000:0000:1428:57ab
• 2001:0db8::1428:57ab
• 2001:db8:0:0:0:0:1428:57ab
• 2001:db8::1428:57ab

IPv4 アドレスを IPv4 マップ アドレスに置き換える場合、ガイドラインとして次の例を使ってください。

• 0:0:0:0:0:FFFF:192.168.2.128
• 0:0:0:0:0:FFFF:172.16.2.128

あるいは、次の圧縮した形式を使用できます。

• ::FFFF:192.168.2.128
• ::FFFF:172.16.2.128