CA Enterprise Log Manager システムでは 1 つ以上のサーバを使用できます。 さまざまなサーバをさまざまなロール専用にすると、パフォーマンスが最適化されます。 ただし、各自の判断により、任意のサーバを使用して複数のロールを実行したり、すべてのロールを実行したりすることができます。 インストールした各サーバを特定のロール専用にする方法を決定する場合、環境内の他の関連要因に関して、各サーバに関連付けられた処理の負荷を考慮します。
デフォルトでは、管理サーバ ロールは、最初にインストールされた CA Enterprise Log Manager サーバによって実行されます。 管理サーバは主に次のような機能を実行します。
CA Enterprise Log Manager サーバのネットワークでは 1 つの管理サーバのみを有効にできますが、フェイルオーバー用(非アクティブ)の管理サーバを使用できます。 複数の CA Enterprise Log Manager ネットワークを作成する場合は、それぞれのネットワークで有効な管理サーバを使用する必要があります。
単一のサーバ システムでは、管理サーバが収集サーバのロールを実行します。 2 台以上のサーバ システムでは、専用の収集サーバの使用を検討してください。 収集サーバは次のような機能を実行します。
重要: 収集およびレポーティング用に個別のサーバを割り当てた場合、収集サーバからレポート サーバに対して、非対話型の認証を設定し、1 時間ごとの自動アーカイブを設定する必要があります。
イベントの収集と調整専用にサーバを割り当てるかどうかを決定する場合は、イベント ソースが生成するイベント ボリュームを考慮します。 また、何台の収集サーバが 1 つのレポート サーバに対してデータの自動アーカイブを行うかについても検討します。
単一のサーバ システムでは、管理サーバが相関サーバのロールを実行します。 2 台以上のサーバ システムでは、専用の相関サーバを使用することを検討してください。 相関サーバは、以下の機能を実行します。
重要: 専用の相関サーバを使用する場合は、相関サービスを設定するときに、相関させるイベントが存在するすべての収集サーバを選択する必要があります。
1 台のサーバまたは 2 台のサーバ システムでは、管理サーバがレポート サーバのロールを実行します。 多くのサーバを持つシステムでは、1 つ以上のサーバをレポート専用にすることを検討します。 レポート サーバは次のような機能を実行します。
オンデマンド アクティビティが多いサーバで多くの複雑なレポートやアラートを生成する予定である場合は、レポート専用のサーバを検討します。
リモート ストレージ サーバ(CA Enterprise Log Manager サーバではない場合があります)は、以下の機能を実行します。
リモート ストレージ サーバは CA Enterprise Log Manager の連携の一部にはなりません。 ただし、アーキテクチャを計画する場合は考慮する必要があります。
一般的に、レポート サーバは、以前保持したデータベースの復元ポイント サーバとして動作します。 大規模なネットワークの場合は、このロール専用の CA Enterprise Log Manager サーバを用意することを検討します。 復元ポイント サーバは次のような機能を実行します。
専用の復元ポイントを持つ利点は、連携からこのサーバを除外して、復元された古いデータを含む連携レポートを作成しないようにすることができる点です。 復元ポイント サーバで生成されたレポートはすべて、復元されたデータベースからのイベント データのみを反映します。
サーバを特定のロール専用にしても、他のロールに関連付けられたサーバから機能を実行できないわけではありません。 専用の収集サーバとレポート サーバがある環境を考えてみます。 できるだけ速く通知するにはスピードが重要であるため、収集サーバで状態をチェックするアラートを設定する場合は、そうした設定を行う柔軟性もあります。
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