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例: 連携および連携されたレポートの設定

ボリュームが大きく、地理的に離れた複数のデータ センターからログを収集し、レポート作成を設定すると、1 つのデータ センターだけを使用して分散データのクエリを実行できます。

ボリュームの大きな 2 つのデータ センターがニューヨークとバージニアにあり、ニューヨークが本社であるというシナリオ例を考えます。 各データ センターには、受信イベント ログを収集して処理し、それらをレポート サーバに送信する収集サーバがあります。 レポート サーバでは、クエリ、アラート、およびレポートが処理されます。 ほとんどのクエリ、アラート、およびレポートは、エージェントによって収集されたイベント データをターゲットとしています。これらのイベント ソースからのデータを統合するには、レポート サーバおよび収集サーバ間の連携が必要になります。

クエリ、アラート、およびレポートの中には、CA Enterprise Log Manager サーバによって生成された自己監視イベントをターゲットにするものがあります。このタイプのデータの統合には、連携内に管理サーバを含める必要があります。 自己監視イベント データの統合が必要ない場合は、連携から管理サーバを除外できます。 このサーバからの自己監視イベントを、連携していないローカル レポートを使用して監視できます。 例を簡潔にするために、この連携では管理サーバを除外します。含める必要がある場合は、NY- レポーティング -ELM および管理 -ELM 間のメッシュ統合を作成します。

サーバ名は以下のとおりです。

ニューヨーク サイトから実行されるすべてのレポートおよびアラートに、バージニア サイトからのデータをすべて含め、バージニア サイトから実行されるすべてのレポートおよびアラートには、ローカルで収集されたデータのみを含めたいと、ニューヨークの管理者が考えているとします。

以下の例は、サーバを連携させ、このシナリオ用の基準を満たすようレポートを設定する方法を示しています。 自動アーカイブを設定する手順は、この例には含まれていませんが、ボリュームの大きなアーキテクチャの場合は自動アーカイブを設定する必要があります。

  1. 管理者の認証情報で CA Enterprise Log Manager にログインします。
  2. [管理]タブをクリックして、[サービス]サブタブを選択します。
  3. 以下の要領で、NY- レポート -ELM が親で、VA- レポート -ELM が子である階層統合を作成します。
    1. イベント ログ ストア サービスを展開し、階層統合で親となるサーバの名前を選択します。この場合は、「NY- レポート -ELM」に相当します。

      イベント ログ ストアでは、NY- 収集 -ELM、NY- レポート -ELM、VA- 収集 -ELM、および VA- レポート --ELM がリスト表示され、NY- レポート -ELM が選択されています。

    2. 使用可能な連携の子リストから「VA- レポート -ELM」を選択し、[選択済み]リストに移動させます。

      [連携の子]として「VA- レポート -ELM」を選択します。

  4. 以下の要領で、一方が他方の子である、NY- レポート -ELM と NY- レポート -ELM 間のメッシュ統合を作成します。
    1. [イベント ログ ストア]リストから「NY- レポート -ELM」を選択します。
    2. 使用可能な連携の子から「NY- 収集 -ELM」を選択し、[選択済み]リストに移動させます。
    3. [イベント ログ ストア]リストから「NY- 収集 -ELM」を選択します。
    4. 使用可能な連携の子から「NY- レポート -ELM」を選択し、[選択済み]リストに移動させます。
  5. 以下の要領で、一方が他方の子である、VA- レポート -ELM と VA- レポート -ELM 間のメッシュ統合を作成します。
    1. [イベント ログ ストア]リストから「VA- レポート -ELM」を選択します。
    2. 使用可能な連携の子から「VA- 収集 -ELM」を選択し、[選択済み]リストに移動させます。
    3. [イベント ログ ストア]リストから「VA- 収集 -ELM」を選択します。
    4. 使用可能な連携の子から「VA- レポート -ELM」を選択し、[選択済み]リストに移動させます。
  6. 以下の要領で、VA- レポート -ELM 用のグローバル レポート サーバ設定およびローカルの上書き内容を設定します。 地理的に離れたサーバでは通常、複数のメール サーバが使用されます。
    1. [サービス リスト]から[アラート サービス]を選択します。
    2. NY - レポート - ELM ノードから、メール サーバ オプションに必要なグローバルまたはローカルの設定を指定します。
    3. 電子メール レポートを使用する場合は、[レポート サーバ]を選択し、NY - レポート - ELM ノードを選択します。
    4. グローバルまたはローカルの PDF 形式オプション、またはレポートとアラート保持に関するレポート オプションを設定します。
  7. NY- レポート -ELM から実行されるようスケジュールされた各レポートに対して、以下を実行します。
    1. [スケジュール済みレポート]タブをクリックし、[レポートのスケジュール]タブをクリックします。
    2. [レポートのスケジュール]をクリックします。
    3. スケジュールするレポートを選択し、必要に応じて手順 2、3、4、および 5 を完了します。
    4. [サーバの選択]をクリックし、使用可能なサーバ リストから「NY- レポート -ELM」を選択して、[選択済みサーバ]リストに移動させ、連携クエリをデフォルトの[はい]のままにします。
    5. [保存して閉じる]をクリックします。

      レポートのスケジュール ウィザードの「サーバの選択」手順で、連携クエリに対して[はい]を選択します。

    作成されるレポートには、NY- レポート -ELM、そのピアの NY- 収集 -ELM、その子の VA- レポート -ELM、およびその子のピア VA-Collection-ELM からのデータが含まれます。

    注: VA- レポート -ELM から実行される連携クエリには、VA- レポート -ELM およびそのピア VA- 収集 -ELM からのデータが含まれます。 NY- レポート -ELM からのデータは含まれません。これは、このサーバが階層統合の親であるためです。