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配布先の作成

パッケージ出力を配布する各リモート サイトに、少なくとも 1 つの配布先を定義する必要があります。 CA Endevor SCM はパッケージ データ セットに配布先情報を格納します。 配布先はデータ セットまたは USS サポート ファイルのタイプ(HFS、zFS、または NFS)に対して定義できます。

次の手順に従ってください:

  1. CA Endevor SCM メニューでオプション 4 - 環境を選択します。

    環境オプション メニュー

  2. 環境オプション メニューでオプション D - 配布先を選択します。 Enter キーを押します。

    配布先オプション メニューが表示されます。

  3. 2 - ビルドを選択します。 配布先フィールドに、完全に修飾された配布先名を入力します。 Enter キーを押します。

    配布先の作成/変更パネルが表示されます。

  4. パネルに情報を入力します。 Enter キーを押します。 このパネルには、以下のフィールドがあります。
    配布先

    データ セット名または USS でサポートされるパスおよびファイル名を指定します。

    • データ セット名の値には、最大 7 文字まで入力できます。 初めの文字は、英数字にする必要があります。 残りの文字には、英数字または各国文字を使用できます。
    • USS システム ファイルの値には、最大 732 バイトまでのパス名を入力できます。
    DESCRIPTION

    配布先の説明を最大 30 文字で指定します。これはコメントとして扱われます。

    補助データセットのシップ

    補助データ セットを配布するかどうかを指定します。 パッケージ出力が配布先に配布されている場合、ステージング データ セットの 2 つ目のセットをリクエストできます。 これらのデータ セットは補助データ セットと呼ばれ、配布のバックアウトが含まれます。 たとえば、配布にパッケージ A の出力が含まれる場合、補助データ セットにはパッケージ A のバックアウトが含まれます。 逆に、配布にパッケージ B のバックアウトが含まれる場合、補助データ セットにはパッケージ B の出力が含まれます。 有効な値は以下のとおりです。

    • N — デフォルト。 補助データ セットを配布しません。
    • Y — 補助データ セットを配布します。
    転送方法

    この配布先用の転送ユーティリティを指定します。 有効な値は以下のとおりです。

    • XCOM — XCOM (CA)
    • B — 大量データ転送プログラム、バージョン 2 (IBM)
    • BDTN — 大量データ転送プログラム、NJE/NJI を使用(IBM)
    • L — ローカル
    • NVF — NetView File Transfer Program (IBM)
    • NWD — CONNECT:Direct
    リモート ノード名

    パッケージ出力が配布されるノード名を 1 ~ 16 文字で指定します。 この名前は、選択されたデータ転送プログラムで有効かつ定義されている必要があります。 ノード名は、NJE/NJI を使用する BDT およびローカル転送では意味を持ちません。

    リモート IP 名/IP ポート

    パッケージ出力が配布されるターゲット サーバの XCOM SERVPORT 仕様を指定します。 IP 名には 1 ~ 63 文字を使用できます。 IP ポートには、1 ~ 5 文字で 1 ~ 65535 の範囲を指定できます。 IP 名および IP ポートの指定は、XCOM 転送方法にのみ有効です。

    注: XCOM については、IP 名/IP ポートまたはノード名のいずれかを指定する必要があります。ただし、両方は指定できません。

    データ セットのステージング情報

    ユーザは、CA Endevor SCM が配布ユーティリティの最初の手順で作成するステージング データ セット用のプレフィックスを指定する必要があります。 このプレフィックスには 1 ~ 14 文字を使用できます。また、ホスト サイトとリモート サイトで異なるものを指定できます。 プレフィックスは DSN プレフィックス フィールドに表示されます。デフォルトでは TSOuserid.NDVR になります。

    以下に、その他のステージング データ セット フィールドで許可される値を示します。

    ディスポジション

    削除または維持します。 ディスポジション=D (削除)の場合、CA Endevor SCM には、ステージング データ セットを処理した後、ホストまたはリモート JCL ストリーム、またはその両方でそれを削除するステップが含まれます。 指定可能な値は以下のとおりです。

    D — デフォルト。 ステージング データ セットを削除します

    K — ステージング データ セットを保持します

    ステージング データ セットは、すべて最初にカタログ化されます。 保持と削除は、以下の最終ディスポジションを意味しています。

    - 転送後のホスト ステージング データ セット。

    - 本番環境にコピーされた後のリモート ステージング データ セット。

    ユニット

    ステージング データ セットの割り当て時に使用する単位を指定します。 デフォルトは SYSDA です。

    ボリューム シリアル(オプション)

    ステージング データ セットの割り当て時に使用する VOLSER を指定します。 デフォルト値はありません。

    UNIX システム サービス ファイル用のステージング情報

    USS ファイルをこの配布先に配布する場合、ホストおよびリモート パス名プレフィックスを指定する必要があります。

    ホスト パス名プレフィクス

    ホスト パス名に 1 ~ 732 バイトのプレフィックスを指定します。 ホスト サイトとリモートサイトで異なるプレフィックスを使用できます。 指定しない場合、デフォルトは「/tmp/」になります。

    リモート パス名プレフィクス

    リモート パス名に 1 ~ 732 バイトのプレフィックスを指定します。ホスト サイトとリモートサイトで異なるプレフィックスを使用できます。 指定しない場合、デフォルトは「/tmp/」になります。

    リモート ジョブ ステートメント情報

    これらのフィールドには、リモート JCL 実行用のジョブ カードを指定します。 転送方法が NJE/NJI を使用する BDT またはローカルのいずれかの場合には、ROUTE XEQ カードまたはそれに該当する内容が含まれている必要があります。

    配布先が作成されます。