スキーマ

スキーマは、ディレクトリデータの内容および構造の正式な定義です。ディレクトリ構造内のどこに各エントリを配置できるか、エントリがどのようにして指定されるか、および各エントリにはどの属性を含むことができるかを管理します。

DSA は起動時に、スキーマルールが含まれているスキーマ設定ファイルを読み込みます。 DSA は、ディレクトリデータに対してこれらのルールを強制します。

これらのルールは以下を定義します。

エントリに存在できるさまざまなタイプの属性の名前
これらの各属性の構文（またはデータ型）
各オブジェクトクラス（属性の定義済みグループ）内のどの属性が必須でどの属性がオプションか
ディレクトリエントリはそれぞれどのように命名されるか（たとえば、人はその共通名属性を使用）
ディレクトリエントリをネームスペースで作成できる場所（DIT）。たとえば、OrganizationalUnit エントリは Organization エントリ下のみに存在できます。

実行されるディレクトリのスキーマは、スキーマ公開の LDAP Version 3 メカニズムを通じて LDAP クライアントが利用できます。詳細については、「スキーマの公開」を参照してください。

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