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set name-binding コマンド

set name-binding コマンドは、以前に定義された 2 つのオブジェクト クラス間の名前バインディングを定義する場合に使用します。 これは、ディレクトリの階層を定義します。

名前バインディングは、名前バインディングの名前、オブジェクトとその親、およびオブジェクトを指定する属性から構成されます

このコマンドの形式は以下のようになります。

set name-binding OID = {
	name = binding-name
	parent-OC allowable-parent child-OC
	named-by attribute-list [ optional ]
};

OID

属性のオブジェクト識別子を指定します。

name

名前バインディングの名前。 通常は記述的な名前です。 接続されているオブジェクト クラスの名前を連結することにより作成できます。

allowable-parent

親オブジェクト クラスと子オブジェクト クラスを指定します。

named-by

子オブジェクトのオブジェクトを指定する属性をリストします。 通常は属性が 1 つのみリストされます。

optional

（オプション） named-by で指定されたリストに任意に追加可能な属性をリストします。

例： 名前バインディングの定義

この例では、country オブジェクトの下に organization オブジェクトを配置することができ、この組織オブジェクトには organizationName 属性によって名前を付ける必要があることが新規定義（org-country という名前）で示されています。 定義 org-top は、organization オブジェクトを、organizationName 属性によって指定された top オブジェクト（つまりネームスペースのルート）の下に配置できることも示しています。

複数の属性がオブジェクトを指定できます。その場合には、属性をカンマで区切ります。 追加のネーミング属性の前に optional というキーワードが付けられている場合、それらはオプションです。

set name-binding x500nbind:2 = {

name = org-top
organization allowable-parent top
named-by organizationName

};

set name-binding x500nbind:3 = {

name = org-country
organization allowable-parent country
named-by organizationName

};

例： 高度な名前バインディングの定義

set name-binding x500nbind:22 = {
name = orgUnit-orgPerson
organization allowable-parent organizationalUnit
named-by commonName optional surname
};

詳細情報：

スキーマのセットアップ