前のトピック: DISP リカバリを持つマルチライト レプリケーション(マルチライト DISP)

次のトピック: マルチライト DISP の DISP リカバリの利点

マルチライト DISP でのリカバリ動作方法

DISP リカバリを持つマルチライト レプリケーションを有効にすると、マルチライト キューはオフライン DSA では維持されません。オフラインになる DSA は、代わりに DISP リカバリに依存します。

DISP リカバリを持つマルチライト レプリケーションを有効にするには、以下のコマンドを使用します

set multi-write-disp-recovery = true;

注: 説明の便宜上、常時利用可能な DSA をDSA 1、利用不可能であったものがオンラインとなる DSA を DSA 2 と呼ぶことにします。

利用不可能な DSA をオンラインにすると、以下が実行されます。

  1. DSA 2 のために DSA 1 のマルチライト キューが有効になる。
  2. DSA 1 上の DISP は、DSA 2 がオフラインだった期間の更新の計算および送信により、再同期を実行する。 これが実行されている間、DSA 1 は DSA 2 への追加更新をキューイングする。
  3. DISP 更新が完了すると、DSA 1 上のマルチライト キューは DSA 2 に対して再実行される。
  4. マルチライト操作が再開する。

注: 明示的な DISP アグリーメントはありません。再同期および調整はすべて自動です。