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サーバ側ソートおよび VLV コントロールのページ サイズ

DSA は、シンプル ページング結果または仮想リスト ビュー コントロールを使用するリクエストを受信すると、リクエストで使用されているページ サイズと、set paging-threshold コマンドで指定されているページ サイズを比較します。

DSA は、リクエスト内のページ サイズの相対サイズとページングしきい値を使用して、リクエストの処理方法を決定します。

リクエスト内のページ サイズがページングしきい値よりも大きい場合、DSA は結果をソートしてから、クライアントに最初のページを返します。

リクエスト内のページ サイズがページングしきい値よりも小さい場合、DSA はページを「即座に」収集できます。 この場合、結果全体はソートされません。

デフォルトでのページングしきい値は 100 エントリです。 このしきい値を変更する場合は、コマンドセット paging-threshold を使用します。

例: ページングおよびソートを使用する DSA によるリクエストの処理方法

クライアントは DSA にリクエストを送信し、その姓が「A」で始まるすべてのユーザを要求します。 この例では、そのようなユーザが 120 人存在します。

クライアントは、結果をページングし各ページに 20 の結果のみが含まれるように要求します。 つまりこの場合、DSA は最初の 20 の結果を送信してから、次の 20 の結果を送信し、すべての結果が送信されるまでその要領で続行します。

ただし、この例で、クライアントは、リクエストでページングとソートの両方を要求します。

ページ サイズ 20 は、ページングしきい値(デフォルトでは、100 です)より小さい値です。 したがって、DSA は「A」で始まるすべての姓の全リストをソートし、クライアントに最初の 20 エントリを返します。

詳細情報:

set paging-threshold コマンド - ページング リクエスト処理のしきい値の設定