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仮想リスト ビュー(VLV)コントロール

CA Directory は、仮想リスト ビュー IETF ドラフトで記述されている仮想リスト ビュー (VLV)コントロールをサポートします。 このコントロールにより、クライアントはディレクトリを検索して結果のサブセットを返すことができます。結果の特定のポイントから開始されます。

VLV コントロールを使用するときは、サーバ側ソート コントロールも使用します。

このコントロールは、何百万ものエントリが含まれるディレクトリに役立ちます。

このコントロールを使用するには、リクエストに以下の行を含めます。

virtual-list-view before = number after = number offset = number content-count = number greater-or-equal = number };
before

クライアントが送信するようにサーバにリクエストするターゲット エントリの前のエントリの数を定義します。

after

クライアントが送信するようにサーバにリクエストするターゲット エントリの後のエントリの数を定義します。

offset

ターゲット エントリを定義します。

content-count

結果セット内のエントリの数を定義します。

greater-or-equal

指定された属性の値と比較することにより、ターゲット エントリを定義します。

例: 一致条件に greater-than-or-equal to を使用

クライアントは、目的のページ内の位置を定義するために値の一致条件として greater-than-or-equal to を指定します。

この例で、サーバは、myattr1 などの属性が 499 以上の値になっているエントリで始まるページを返します。

search-req base-object=<> whole-subtree
controls = { server-side-sort myattr1
virtual-list-view before = 1 after = 3 greater-or-equal = 0000000499 };
wait;

例: エントリ番号の指定

サーバは、一致する値がないときに、序数オフセットによって定義されたページを返します。

この例で、サーバは、エントリ 2000. で始まるページを返します。リクエストは、結果セット全体を組み立てて、ソートし、2000 番目のエントリに移動することによってのみ処理できます。

search-req base-object=<> whole-subtree
controls = { server-side-sort myattr1
virtual-list-view before = 1 after = 3 offset = 2000 content-count = 6000 };
wait;