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グループ間のキュー サイズの制限

一括更新中、DSA は、マルチライト グループ間でレプリケートするときにグループの間で低速リンクを使って送るより多くの更新を受信する場合があります。 DSA がそれ以上の更新を受信し続けた場合、非同期ピア用のマルチライト キューが徐々に構築されていきます。 更新は削除されるよりも速く追加されるので、非同期ピアは速度を落とします。

キューが構築されるに従って多くのメモリが消費されます。コンピュータのメモリ制限をもたらしたり、マルチライト キュー サイズを超えることもあります。 この問題を回避するには、set multi-write-group-credit コマンドを使用して、マルチライト キューで受理可能な更新回数を設定します。

キューに入れられた更新の数が設定済み限度を超えると、DSA は同期的なマルチライトに切り替わります。 このモードでは、ピアが確認を送信した後、DSA がクライアントに確認を送信します。 この確認は、更新が受理される速度を遅くして、キューに空になる時間を与えます。 キューが設定した制限よりも小さいとき、DSA は非同期的マルチライトに戻ります。

DSA がクライアントから一括更新を受信している場合、キューのサイズを制限できません。 クライアントがバッチ更新を送信するときは、DSA からの確認を待ちません。 この状況で、set multi-write-group-credit コマンドは何の影響も持ちません。

グループ間のキュー サイズを制限する方法

  1. 制限ファイルに set multi-write-group-credit コマンドを追加します。
  2. DSA を停止し、再起動します。

詳細情報:

set multi-write-group-credit コマンド