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ライセンス、ACL、監査レポートの連携の方法

トピックは、以下の項目で構成されます。

Usage-Based ライセンス契約書

お客様の CA Technologies とのライセンス契約は、ユーザ タイプごとの同時ユーザ セッションの最大数をベースにしています。 以下のユーザ タイプがあります。

ユーザが DevTest Solutions で実行できるアクティビティにはそれぞれ対応する権限があります。 権限はそれぞれロールに関連付けられます。ロールはそれぞれユーザ タイプの 1 つと関連付けられます。 管理者は、ユーザに権限を割り当てます。

ライセンスの有効化

DevTest Solutions のライセンスは、ファイルベースで有効化します。 CA Technologies は、お客様にライセンス ファイル(devtestlic.xml)を提供します。 DevTest Solutions のインストールまたはアップグレード中に、セットアップ ウィザードが、エンタープライズ ダッシュボードがインストールされているホスト上の LISA_HOME ディレクトリにファイルを配置します。 サーバ コンポーネント(DevTest サーバ)の以降のインストールは、エンタープライズ ダッシュボードの URL を参照します。 お客様が最初にエンタープライズ ダッシュボードおよびレジストリを起動するとき、ライセンスが有効化されます。 その他のコンポーネントは、ライセンスの有効化を必要としません。

アップグレードする場合は、新しい devtestlic.xml ライセンスを CA Technologies に請求します。 現在のライセンス キー生成プロセスは devtestlic.xml ファイルを介して配布されるプロダクト キーを生成するために利用されます。 このキーは、エンタープライズ ダッシュボードのアクティブ化またはロック解除に使用されます。

ACL の有効化

アクセス制御(ACL)は、デフォルトで有効です。 DevTest Solutions にアクセスするには、事前に、ユーザが有効な認証情報で認証され、ユーザのロールと関連付けられたタスクを実行する権限を付与される必要があります。 サーバ コンソールの[管理]タブを使用して、各ユーザのユーザ名、パスワード、および一連の権限で構成されるロールを定義します。 ロールはユーザ タイプに結び付けられます。

UI(ユーザ インターフェース)または CLI(コマンド ライン インターフェース)にアクセスするには、有効な認証情報でログインする必要があります。 ユーザがワークステーションを開くか、ポータルにアクセスするか、DevTest コンソールにアクセスすると、ログオン ダイアログ ボックスが表示されます。 DevTest を LDAP 認証情報を使用するように設定している場合、ユーザは DevTest または LDAP で定義された認証情報でログインします。 入力された認証情報が権限のあるユーザの認証情報と一致する場合、UI が開きます。 ユーザに提示される機能は、そのユーザに与える権限に基づきます。

ただし、下位互換性のために、1 つの例外が存在します。 ACL は有効ですが、権限のあるユーザは、有効なログイン ユーザ名およびパスワードを指定せずに、テストを実行し、仮想サービスを開始することができます。

注: 認証されたユーザのみが DevTest Solutions にアクセスできるように、標準ユーザのパスワードを変更することをお勧めします。

信用ベースの遵守

お客様は、契約条件によるライセンス遵守の責任を負います。 発行されるライセンスは、ユーザ タイプごとの最大同時使用数を強制的に適用するものではありません。 「使用状況監査レポート」の項で説明するように、要求があれば、DevTest Solutions 使用状況監査レポートが CA Technologies に送信されます。 監査レポートが、あるユーザ タイプで同時使用状況が契約の条件を超えていることを示す場合、購買契約の拡大に対するお客様の関心を判断するために、CA のアカウント マネージャから問い合わせがある可能性があります。

購入していない機能の評価を望むお客様は、お客様担当のアカウント チームに連絡して、概念実証トライアルについて話し合うか、または新しい機能に関して質問する必要があります。 購入されていない製品機能について提起されるサポート ケースは、すべて「範囲外」として処理されます。

ユーザ タイプごとの使用状況データの継続的な収集

ユーザが DevTest Solutions UI または CLI にログインすると、各レジストリがユーザ タイプごとのセッション データをキャプチャし、毎時、00 分にエンタープライズ ダッシュボードに転送します。 レジストリとエンタープライズ ダッシュボード間の接続が失われると、接続が再確立されるまで、使用状況の監査データはレジストリに蓄積されます。 エンタープライズ ダッシュボードは、ユーザ タイプごとの同時セッション数を数えるために、企業全体から使用状況データを収集します。

使用状況監査レポート

管理者は、定期的にエンタープライズ ダッシュボードにログオンし、指定した期間の 使用状況監査レポートを生成します。 特定の UI または CLI ユーザ ログインからのデータがレポートされます。 レポートの計算には、特定のユーザ タイプの最大ユーザ数を含む同時セッションが使用されます。 レポートには、ユーザ タイプごとの、同時使用数の詳細が、複数のレジストリにまたがって記録されます。 レポート ジェネレータは、データを伴うユーザ タイプごとに、ドリルダウン詳細を含むタブを作成します。 監査レポートで詳述されるアクセスを、ライセンス契約書と比較して、遵守のレベルを判定できます。 ライセンス契約書の観点からこのレポートを評価して、遵守の確認や契約のアップグレードを希望するかどうかの確認を行えます。