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DevTest コンソールとの HTTPS 通信の使用

DevTest コンソールとの HTTPS 通信を有効にするには、以下のタスクを実行します。

  1. 新しいキー ペアおよび証明書の生成
  2. LISA_HOME への新しいキーストアのコピー
  3. lisa.webserver プロパティの更新

 

新しいキー ペアおよび証明書の生成

キーおよび証明書を生成する最も簡単な方法は、JDK に付属している keytool アプリケーションを使用することです。 このアプリケーションは、キーおよび証明書をキーストア内に直接生成します。

詳細については、http://wiki.eclipse.org/Jetty/Howto/Configure_SSL を参照してください。

次の手順に従ってください:

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
  2. 以下のコマンドを入力します。
    cd JAVA_HOME\bin
    
  3. 以下のコマンドを入力します。
    keytool -keystore keystore -alias jetty -genkey -keyalg RSA
    

    注: エイリアスとして「jetty」を使用する必要があります。

    このコマンドは、証明書の情報、およびキーストアおよびその中のキーの両方を保護するためのパスワードの入力をユーザに求めます。

  4. 以下のプロンプトに対して入力を行います。
    キーストアのパスワードを入力してください。

    パスワードでは大文字と小文字が区別されます。 入力したパスワードのテキストは表示されません。

    新規パスワードを再入力してください:

    パスワードでは大文字と小文字が区別されます。 入力したパスワードのテキストは表示されません。

    姓名を入力してください。
      [Unknown]:

    レジストリ名で使用されているものと同じマシン名を入力します。 通常、これはサーバの非修飾ホスト名です。 たとえば、jetty.eclipse.org という名前のマシンでは、jetty.eclipse.org と入力します。

    ただし、-m コマンド ライン パラメータで IP アドレスまたは完全修飾ホスト名を使用して、レジストリを起動することは可能です。 その場合、Web ブラウザでの証明書エラーを回避するために、SSL 証明書内のホスト名と一致させておく必要があります。

    注: この入力だけが必須です。

    組織単位名を入力してください。
      [Unknown]:
    組織名を入力してください。
      [Unknown]:
    都市名または地域名を入力してください。
      [Unknown]:
    都道府県名を入力してください。
      [Unknown]:
    この単位に該当する 2 文字の国番号を入力してください。
      [Unknown]:

    入力内容の確認メッセージが表示されます。

  5. 確認したら「yes」と入力します。

    以下のプロンプトが表示されます。

    <jetty> の鍵パスワードを入力してください。
      (キーストアのパスワードと同じ場合は RETURN を押してください):
  6. Enter キーを押します。

    ユーティリティによって、「keystore」という名前の新しいファイルがカレント ディレクトリに作成されます。

 

LISA_HOME への新しいキーストアのコピー

次の手順に従ってください:

  1. LISA_HOME ディレクトリに新しいキーストア ファイルをコピーします。
  2. キーストア ファイルの名前を webserver.ks に変更します。

    注: webserver.ks は、lisa.properties ファイルで指定されているデフォルトのファイルです。 別のファイル名を使用する場合は、lisa.properties を開き、lisa.webserver.ssl.keystore.location プロパティを変更して、正しいパス名およびファイル名を反映させます。 詳細については、「Web サーバ プロパティの更新」を参照してください。

 

Web サーバ プロパティの更新

次の手順に従ってください:

  1. LISA_HOME ディレクトリにある local.properties ファイルを開きます。
  2. このファイルに以下のプロパティを追加します。
    # enable https and setup the webserver ssl keystore
     lisa.webserver.https.enabled=true
     lisa.webserver.ssl.keystore.location={{LISA_HOME}}webserver.ks
     lisa.webserver.ssl.keystore.password=yourpassword
     lisa.webserver.ssl.keymanager.password=yourpassword
     lisa.webserver.port=8443
    # should lisa workstation use https when launching the portals?
     lisa.portal.use_https=true
     lisa.portal.url.prefix=http://
    
  3. 各プロパティを変更して、正しい値を指定します。
    lisa.webserver.https.enabled

    DevTest コンソールとの通信に HTTPS を使用するように、このプロパティを true に設定します。

    lisa.webserver.ssl.keystore.location

    このプロパティのデフォルト値は {{LISA_HOME}}webserver.ks です。 別のファイル名のキーストア ファイル、または別のディレクトリにあるキーストア ファイルを使用する場合は、この値を変更します。

    lisa.webserver.ssl.keystore.password

    キーストア ファイルを生成するときに定義したパスワードを、このプロパティに設定します。

    lisa.webserver.ssl.keymanager.password

    キーストア ファイルを生成するときに定義したキー マネージャのパスワードを、このプロパティに設定します。 別のパスワードを指定していない場合、このパスワードはキーストアのパスワードと同じです。

    lisa.webserver.port

    このプロパティの設定はオプションですが、HTTPS 用のデフォルト ポートは 8443 です。

    lisa.portal.url.prefix

    このプロパティの値を http:// から https:// に変更します。

    注: システムが初めてこの local.properties 内のパスワードを読み取るときに、システムがパスワードを暗号化されたプロパティに変換します。

  4. 変更を保存して、local.properties を閉じます。
  5. レジストリを再起動します。