データ セットは、グローバルまたはローカルです。
グローバル データ セット
デフォルトでは、データ セットはグローバルです。
コーディネータ サーバは、すべてのテスト ステップにデータを提供する役割を担います。
ここでは、すべてのモデル インスタンスは、データ セットの単一のインスタンスを共有しています。
異なるシミュレータで実行される場合でも、グローバル データ セットは共有され、モデルのすべてのインスタンスに適用されます。
ローカル データ セット
データ セットの作成時に[ローカル]チェック ボックスをオンにすることで、データ セットをローカルにできます。
各インスタンスは、データ セットの(実質的に)固有のコピーを取得します。
ローカル データ セットは、実行中の各インスタンスにデータ セットのコピーを 1 つ提供します。
例
この例には、以下のコンポーネントが含まれます。
仮想ユーザはそれぞれ、データ セットの 100 行のデータをすべて参照します。
ローカル データ セットの場合
単一の実行(1 仮想ユーザ): テスト ケース A、最初の行のデータ(レコード 1、カスタマ 1)を取得する

仮想ユーザ全体で共有されるデータ セットはグローバルです。
グローバル データ セットの場合
テスト ケース A が 3 人の仮想ユーザによってステージングされる場合、または継続的に実行される場合、テスト ケースはそれぞれデータの次の行を受け取ります。 DevTest は、ステージング ドキュメントで指定されている手順を使用して、複数の実行にわたってデータ セットを共有します。

各仮想ユーザ(インスタンス)は、ローカルであるデータ セットの固有のコピーを取得します。

ローカルがマークされ、テスト ケース A にループがある場合、テストはデータ セット内のデータのすべての行を読み取ります。 各実行は、データ セットの固有のコピーを取得します。
テスト ケースのループ
多くの場合、データ セット内のデータはテスト ケースが実行される回数を制御します。
ループを実装する方法は複数あります。
特定のステップを特定の回数実行させるために数値カウンタ データ セットを使用できます。 ステップ レベルまたはテスト ケース レベルで頻度を設定できます。
たとえば、100 のユーザ ID/パスワード ペアを使用して、アプリケーションのログイン機能をテストする場合を考えます。 このテストを実現するには、単一のステップを、データ セット(100 行のデータ)が使い果たされるまでそのステップ自体をコールするように設定します。 データ セットが使い果たされる場合、テストは、テスト ケースの次の通常のステップにリダイレクトするか、終了ステップにリダイレクトすることができます。 または、ユーザ ID/パスワード データ セットと一緒にカウンタ データ セットを使用することもできます。
テスト ケースの最初のステップのグローバル データ セットを、データ セットが使い果たされたときにテストを終了するように設定する場合、ステージングされた実行のすべてのテスト インスタンスが終了します。
これにより、安定状態時間などのその他のステージング パラメータが上書きされます。 ローカル データ セットでは、ステージングされた実行をこのように終了したり、最初のステップ以外のステップにデータを設定したりしません。
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