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Make Mar ユーティリティ

Make Mar コマンドライン ユーティリティを使用すると、MAR 情報ファイル(スタンドアロンまたはアーカイブ内)のコンテンツを表示したり、MAR 情報ファイルからモデル アーカイブ ファイルを作成したりすることができます。

このユーティリティは、LISA_HOME/bin ディレクトリにあります。

 

オプション

各オプションには、短いバージョンと長いバージョンがあります。 短いバージョンは、1 つのダッシュから始まります。 長いバージョンは、2 つのダッシュから始まります。

-h、--help

ヘルプ テキストを表示します。

-s ファイル名、--show=ファイル名

MAR 情報ファイルのコンテンツを表示します。

ファイル名が MAR 情報ファイルを指している場合は、そのファイルが表示されます。 ファイル名がアーカイブを指している場合は、監査と情報の両方のエントリが表示されます。

-c、--create

MAR 情報ファイルから 1 つ以上のモデル アーカイブを作成します。

アーカイブを作成するための MAR 情報ファイルの名前を指定するには、--marinfo 引数を使用します。

作成するアーカイブの名前を指定するには、--archive 引数を使用します。

--source-dir 引数を使用すると、--marinfo 引数はディレクトリ ツリー全体で検索するための名前パターンとして使用されます。 この場合、作成したアーカイブを保存する場所を指定するために --target-dir 引数を使用する必要があります。 このコマンドには、作成するアーカイブに自動的に名前を付ける機能もあります。

-m MAR 情報ファイル名、--marinfo=MAR 情報ファイル名

読み取る MAR 情報ファイルの名前(--source-dir 引数を使用しない場合)、または検索する MAR 情報ファイルの名前パターン(--source-dir 引数を使用する場合)を指定するパラメータ。 後者の場合、指定しなかった場合にはデフォルトで .mari になります。

-s ディレクトリ、--source-dir=ディレクトリ

アーカイブを作成する元となる MAR 情報ファイルをツールが検索するディレクトリを指定します。 --marinfo 引数で指定したパターンに一致するファイルが、ディレクトリ ツリー全体で検索されます。

-t 出力ディレクトリ、--target-dir=出力ディレクトリ

アーカイブが書き込まれるディレクトリを指定します。

この引数を使用する場合、作成されるアーカイブには、ファイルが上書きされないように MAR 情報ファイルの名前と数値のサフィックスに基づいて名前が自動的に付けられます。

-a アーカイブ ファイル、--archive=アーカイブ ファイル

作成するアーカイブ ファイルの名前を指定します。

この引数を使用する場合は、--marinfo 引数で既存の MAR 情報ファイルを 1 つ指定する必要があります。 --source-dir 引数および --target-dir 引数は使用できません。

--version

バージョン番号を出力します。

 

以下の例では、MAR 情報ファイルのコンテンツを表示します。

MakeMar --show=C:\Lisa\examples\MARInfos\AllTestsSuite.mari 

以下の例では、rawSoap.mar という名前のモデル アーカイブを作成します。

MakeMar --create --marinfo=C:\Lisa\examples\MARInfos\rawSoap.mari --archive=rawSoap.mar 

以下の例では、examples\MARInfos ディレクトリにある各 MAR 情報ファイル用のモデル アーカイブを作成します。 このコマンドを実行する前に、保存先ディレクトリ examples\MARs が存在している必要があります。

MakeMar --create --source-dir=examples\MARInfos --target-dir=examples\MARs