前のトピック: サービスの仮想化の概要次のトピック: インストール


仮想化の手順の概要

CA Service Virtualization での手順の概要を以下に示します。

  1. サービスの動作のイメージを作成(サービス イメージ)してサーバが処理するトランザクションを記録します。
  2. その動作から仮想サービスを作成します。これは、「VSM」(Virtual Service Model、仮想サービス モデル)と呼ばれます。
  3. 仮想サービス環境(VSE)に VSM を展開します。 次に、VSM は、キャプチャされたサービス イメージを確認して、VSE が受信した要求に対する適切な応答を検索します。

以下の図は、イメージのレコーディング時に VSE がクライアントとサーバ間のパススルー メカニズムとして動作することを示しています。 VSE は、要求と応答を渡し、トランザクションを記録します。

通常動作

クライアントとサーバ間の通常の動作を示す図。

レコーディング

レコーディング中のクライアントとサーバ間の交換における LISA 仮想サービス環境の通信を示す図

仮想化時にサーバが存在しない場合、VSE は、記録されたトランザクションを確認することによって、クライアントの要求に応答します。

仮想化時のクライアントとサーバ間の交換における LISA 仮想サービス環境の通信を示す図

メッセージング システムの仮想化

メッセージ指向ミドルウェア(MOM)と呼ばれるメッセージング システムは、2 つ以上のソフトウェア アプリケーション間の非同期通信を可能にする手段を提供するサービスです。 この通信は、常にメッセージの形式で発生します。 メッセージは、MOM に設定されたメッセージ送信先にポストされます。

メッセージ送信先のタイプは次のとおりです。

キュー

パブリッシャは、キューにメッセージを追加します。また、サブスクライバは、「先入れ先出し」方式で、キューからメッセージを取得します。

トピック

パブリッシャは、トピックにメッセージをパブリッシュします。また、トピックをサブスクライブしているすべてのサブスクライバはメッセージを受信します。

以下の図は、単純なメッセージ ベースのサービスを示しています。 このシナリオでは、クライアントはキュー(ORDERS.REQUEST)へメッセージを追加します。サーバはそれを取得します。 サーバからの応答は、別のキュー(ORDERS.RESPONSE)に追加されるメッセージの形式です。 その後、クライアントがそれを取得します。

単純なメッセージ ベース サービスの概念図

可能なバリエーションには以下のものがあります。

CA Service Virtualization は、サーバの仮想化を目的としています。 レコーディング モードでは、VSE は、クライアントがその通信相手の代わりに使用する追加のプロキシ送信先(以下の図内の requestProxy キューと responseProxy キュー)を必要とします。 サーバは引き続きリスンし、実際の送信先にポストします。 VSE は、これらのプロキシと実際の送信先の間のパス スルーとして動作します。 VSE は、トラフィックを記録して、仮想化に必要な VSM およびサービス イメージを作成します。

複雑なメッセージ ベース サービスの概念図

サーバを仮想化すると、VSE は実際の送信先と動作します。 VSE はプロキシ送信先を必要としません。

仮想化した複雑なメッセージ ベース サービスの概念図