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ファイル検証

CA DMM における遅延マイグレーション処理では、すべてのマイグレーション データが DNA ファイルに保存されます。 DNA ファイルは、信頼性の低いディスクへの保存、ディスク間でのコピー、またはファイルをホストするディスクの時間の経過に伴う性能低下などにより、マイグレーション中またはその後に破損する可能性があります。

ファイルの検証では、遅延マイグレーション処理によって作成された DNA ファイルが検証され、その DNA ファイル内に破損がある場合は検出されます。 実行できるファイルの検証には以下の 2 種類があります。

[最速]

ファイル ヘッダーとチェックサムをチェックし、ファイル破損がある場合はそれをレポートすることによって、DNA ファイルの高速検証を実行します。 クイック検証は、DNA ファイル内にチェックサムが存在する場合のみ実行できます。

注: チェックサムが追加されるのは、r11.1 を使用して作成されたファイルのみです。 チェックサムは、[DNA ファイルを確認する]オプションがオプション ファイル内で選択されている場合にのみ追加されます。

クイック検証は、遅延マイグレーション処理の最後に自動的に DNA ファイルを検証するようにオプション ファイル内で設定できます。 または、DNA ファイルの作成後に DMM Explorer を使用してファイル検証を実行できます。

[確実]

DNA ファイル内に格納されているすべてのファイル レコードをチェックし、データ整合性を確認することによって、DNA ファイルの詳細な検証(時間がかかります)を実行します。 確実検証は、DMM Explorer を使用してのみ実行できます。

注: クイック検証または確実検証の実行方法の詳細については、CA DMM のヘルプを参照してください。