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Windows での CA ControlMinder エンタープライズ管理 のインストール

CA ControlMinder エンタープライズ管理 をインストールすると、エンタープライズ管理のサーバ コンポーネントがすべてインストールされます。 CA ControlMinder エンタープライズ管理 をインストールする前に、エンタープライズ管理サーバを準備します。

前提条件キットを使用して、CA ControlMinder エンタープライズ管理 のインストールを開始することをお勧めします。 Install_PRK.exe は必要なサードパーティ ソフトウェアをインストールし、次に、CA ControlMinder エンタープライズ管理 のインストールを開始します。

注: ネットワーク インストールによって CA ControlMinder エンタープライズ管理 をインストールすることはできません。 CA ControlMinder Server Components DVD の Disk 1 ディレクトリの内容をすべてインストール ディレクトリにコピーするか、代わりにドライブを DVD にマッピングします。

重要: CA ControlMinder エンタープライズ管理 をインストールしてハイ アベイラビリティを実現する場合、プライマリおよびセカンダリのエンタープライズ管理サーバ上に同じ FIPS キーを指定します。 CA ControlMinder エンタープライズ管理 をインストールして FIPS サポートによるハイ アベイラビリティを実現する場合、カスタム FIPS キーを指定します。

次の手順に従ってください:

  1. JBoss アプリケーション サーバが実行中の場合は、これを終了させます。
  2. CA ControlMinder がすでにインストールされているコンピュータに CA ControlMinder エンタープライズ管理 をインストールする場合は、CA ControlMinder サービスを停止します。
  3. 光ディスク ドライブに CA ControlMinder Server Components DVD for Windows を挿入します。
  4. Product Explorer で[Components]フォルダを展開し、CA ControlMinder エンタープライズ管理 を選択し、[インストール]をクリックします。
  5. 必要に応じてウィザードを完了します。 以下のインストール入力には、説明が必要です。
    インストール モードの選択

    エンタープライズ管理サーバのインストール モードを定義します。

    • プライマリ エンタープライズ管理サーバ - プライマリ エンタープライズ管理サーバをインストールするために選択します。
    • 負荷分散エンタープライズ管理サーバ - 負荷分散エンタープライズ管理サーバをインストールするために選択します。

      重要: インストール モードは新しいインストールのみに適用されます。

    インストール フォルダの選択

    インストール フォルダの完全パスを定義します。

    デフォルト: ¥ProgramFiles¥CA¥AccessControlServer¥

    注: 64 ビットのオペレーティング システムでのデフォルトのインストール フォルダは、以下のとおりです。

    ¥Program Files(x86)¥CA¥AccessControlServer¥
    
    Java Development Kit(JDK)

    既存の JDK の場所を定義します。

    注: CA ControlMinder Third Party Component DVD を使用して必須ソフトウェアをインストールした直後に、CA ControlMinder エンタープライズ管理 のインストールを開始した場合、このウィザードは表示されません。 インストール ユーティリティは、必須のソフトウェア インストール プロセスの際に指定した値を基に、このページのインストール設定を行います。

    JBoss アプリケーション サーバ情報

    アプリケーションをインストールする JBoss インスタンスを定義します。

    これを行うには、以下を定義します。

    • JBoss フォルダ(JBoss をインストールしているトップ ディレクトリ)。

      たとえば、Windows の場合は C:¥jboss-4.2.3.GA、Solaris の場合は /opt/jboss-4.2.3.GA です。

    • URL(インストール先のコンピュータの IP アドレスまたはホスト名)。
    • JBoss が使用するポート。
    • JBoss が安全な通信のために使用するポート(HTTPS)。
    • ネーミング ポート番号。

    注: CA ControlMinder Third Party Component DVD を使用して必須ソフトウェアをインストールした直後に、CA ControlMinder エンタープライズ管理 のインストールを開始した場合、このウィザードは表示されません。 インストール ユーティリティは、必須のソフトウェア インストール プロセスの際に指定した値を基に、このページのインストール設定を行います。

    通信パスワード

    (プライマリ エンタープライズ管理サーバのみ) CA ControlMinder エンタープライズ管理サーバのコンポーネント間通信に使用されるパスワードを定義します。

    注: CA ControlMinder エンタープライズ管理 は通信パスワードを使用して Message Queue キーストアおよび管理者アカウントを管理し、CA ControlMinder エンタープライズ管理 とエンドポイントの間の通信を処理し、Java 接続サーバを管理します。

    プライマリ エンタープライズ管理サーバ情報

    (負荷分散エンタープライズ管理サーバのみ) プライマリ エンタープライズ管理サーバのホスト名またはIP アドレス、および FIPS キーへのフルパス名を定義します。

    注: デフォルトでは、FIPS キーは以下のパスにあります。JBoss_HOME は JBoss をインストールしたディレクトリです。

    JBoss_HOME/server/default/deploy/IdentityMinder.ear/config/com/netegrity/config/keys

    データベース情報

    RDBMS への接続の詳細を定義します。

    • データベース タイプ - サポートされている RDBMS を指定します。
    • ホスト名 - RDBMS をインストールしているホストの名前を定義します。
    • ポート番号 - 指定した RDBMS によって使用されるポートを定義します。 インストール プログラムでは、RDBMS のデフォルト ポートが指定されます。
    • サービス名 - (Oracle) システムの RDBMS を識別する名前を定義します。 たとえば、Oracle Database 10g の場合はデフォルトで orcl になります。
    • データベース名 - (MS SQL)作成したデータベースの名前を定義します。
    • ユーザ名 - データベースを準備した際に作成したユーザの名前を定義します。

      注: このユーザには、データベースを準備した際に適切なデータベース許可が与えられています。

    • パスワード - データベースを準備した際に作成した RDBMS パスワードを定義します。

      インストール プログラムは、続行する前にデータベースへの接続を確認します。

    Active Directory の設定

    Active Directory ユーザ ストアの設定を定義します。

    • ホスト -- Active Directory のドメイン コントローラ ホスト名を定義します。
    • ポート -- Active Directory に対する LDAP クエリにデフォルトで使用されるポートを定義します(たとえば 389)。
    • 検索ルート - 検索ルートを、「ou=DomainName, DC=com」のように定義します。

      注: [検索ルート]には、ディレクトリツリーにおいて、[ユーザ DN]および[システムユーザ]として指定したユーザの識別名(DN)よりも高いノードを少なくとも 1 つ設定します。 そうしないと、エンタープライズ管理がタブをまったく表示せずに起動する場合があります。

    • ユーザ DN -- CA ControlMinder エンタープライズ管理 を管理するために使用される Active Directory ユーザ アカウント名を定義します。 例: CN=Administrator、cn=Users、DC=DomainName、DC=Com

      注: このユーザは、Active Directory に対する LDAP クエリを発行します。 このパラメータ用の読み取り専用権限を持ったユーザを定義してもかまいません。 ただし、読み取り専用権限を持ったユーザを定義する場合、CA ControlMinder エンタープライズ管理 内のユーザに管理ロールまたは特権アクセス ロールを割り当てることはできません。 代わりに、Active Directory グループを指すように各ロールのメンバ ポリシーを変更します。

    • パスワード -- CA ControlMinder エンタープライズ管理 を管理するために使用される Active Directory ユーザ アカウントのパスワードを定義します。

    インストール プログラムは、続行前に Active Directory への接続を確認します。

    : ディレクトリ照会ユーティリティ DSQUERY を使用して、ユーザの識別名(ユーザ DN)を検出することができます。 このクエリは、Active Directory サーバ上で実行する必要があります。 以下に例を示します。

    dsquery user -name administrator
    "CN=Administrator,CN=Users,DC=lab.DC=demo"
    
    システム ユーザ

    (Active Directory のみ)CA ControlMinder エンタープライズ管理 で System Manager 管理ロールが割り当てられている Active Directory ユーザの DN を定義します。

    例: CN=SystemUser, ou=OrganizationalUnit, DC=DomainName, DC=Com

    注: デフォルトでは、System Manager 管理ロールを持ったユーザは、CA ControlMinder エンタープライズ管理 内のタスクをすべて実行、作成、および管理できます。 システム マネージャ管理ロールの詳細については、「エンタープライズ管理ガイド」をご覧ください。

    管理者パスワード

    (組み込みユーザ ストアのみ) CA ControlMinder エンタープライズ管理 管理者である superadmin のパスワードを定義します。 インストール完了時に CA ControlMinder エンタープライズ管理 にログインできるように、パスワードをメモしておきます。

    注: この手順で、組み込みユーザ ストアの superadmin ユーザを作成します。 superadmin ユーザには、CA ControlMinder エンタープライズ管理 のシステム マネージャ管理ロールが割り当てられます。 CA ControlMinder エンタープライズ管理 への初回ログイン時には、superadmin としてログインします。 システム マネージャ管理ロールの詳細については、「エンタープライズ管理ガイド」をご覧ください。

    FIPS キーの場所

    元の FIPSkey.dat のコピーへのパスを定義します。 FIPS キー ファイルによって、暗号化されたデータベースが移行の後に読み取り可能であることが確実になります。

    ウィザードの完了後に、エンタープライズ管理サーバがインストールされます。 インストールを完了するために、コンピュータを再起動します。

  6. [はい]を選択し、システムを再起動し、[完了]をクリックします。

    コンピュータが再起動します。 これで、ご自分の環境に合わせて CA ControlMinder エンタープライズ管理 を設定できるようになりました。