Windows 実行ユーザ アプリケーションを使用すると、特定のタスクを実行するために特権アカウントから権限を借用することができます。 RunAs を実行する際に、SAM Agent により RunAs アプリケーションに特権アカウント パスワードが直接供給されるように、Windows 実行ユーザ パスワード コンシューマを作成できます。 Windows 実行ユーザ パスワード コンシューマにより、管理タスクを実行する場合に特権アカウント パスワードを知る必要がなくなります。
Windows 実行ユーザ パスワード コンシューマは、Windows エージェントレス エンドポイント上でのみ作成できます。
以下の例では、バックアップ タスクは週単位で実行されるようにスケジュールされています。 このタスクは C:¥backup¥backup.exe にあり、Administrator によって実行されます。 スケジュールされたバックアップが失敗する場合、システム管理者 Steve はユーザ John にバックアップを手動で開始させたいと考える場合があります。 Steve は、Windows 実行ユーザ パスワード コンシューマを使用して、 John に Administrator パスワードなしでバックアップ タスクを開始させることができます。
以下のプロセスでは、win123_PUPM という名前のエンドポイント上で Windows 実行ユーザ パスワード コンシューマを作成および使用するために、Steve と John が実行する手順について説明します。
注: Steve は John のユーザ名を、エンドポイントで表示されるとおりに入力します。
Windows Run As パスワード コンシューマが作成されます。
注: SAM Agent では、ジョンがパスワードに指定するすべての値が無視されます。
SAM Agent では、John による前回のバックアップ タスク開始の要求がキャッシュで確認されます。 ジョンによるこの要求は初めてのものだったので、要求はキャッシュされていません。 SAM Agent では、CA ControlMinder エンタープライズ管理 から特権アカウント パスワードが取得され、これが RunAs アプリケーションに提供されます。 バックアップ タスクが開始します。
|
Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
|
|