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Microsoft SQL Server データベース接続設定の変更

Microsoft SQL Server にエンタープライズ管理サーバをインストールした場合、認証モードは SQL Server 認証に設定されます。 インストールが完了した後、データベース認証モードを Windows 認証モードに変更することができます。

SQL Server が Windows 認証モードで動作している場合、エンタープライズ管理サーバは JBoss サービス アカウントを使用して SQL Server 上の中央データベースを管理します。 別の JBoss サービス アカウントを使用する場合、SQL Server データベース インスタンス上のアカウントを変更する必要があります。

重要: Windows 認証モードで動作するように SQL Server を設定するには、SQL Server JDBC 2.0 ドライバをインストールする必要があります。

重要: Microsoft SQL Server で指定したユーザにデータベース ロール dbowner が割り当てられていることを確認してください。

SQL Server データベース接続設定の変更方法

  1. まだの場合は、SQL Server JDBC 2.0 ドライバ ファイルを一時ディレクトリにダウンロードおよび解凍してください。
  2. JBoss が実行されている場合は、停止します。 以下のいずれかの操作を行います。
  3. JBoss lib ディレクトリへ移動します。 ディレクトリは以下にあります。
    JBossInstallDir/server/default/lib
    
  4. ファイル sqljdbc.jar を一時ディレクトリから JBoss lib ディレクトリにコピーします。

    この名前のファイルが存在することを通知するメッセージが表示されます。

  5. 新規ファイルで既存ファイルを上書きすることを選択します。

    新規ファイルがディレクトリに格納されます。

  6. JBoss bin ディレクトリへ移動します。 デフォルトでは、このディレクトリは以下にあります。
    JBossInstallDir/bin 
    
  7. ファイル sqljdbc_auth.dll を一時ディレクトリから JBoss bin ディレクトリにコピーします。

    新規ファイルがディレクトリに格納されます。

  8. JBoss の deploy ディレクトリへ移動します。 デフォルトでは、このディレクトリは以下にあります。
    JBoss-directory/server/default/deploy
    
  9. 以下のファイルを開きます。
  10. 各ファイルで <connection-url> タグを見つけて、DatabaseName= パラメータの後ろに以下を追加します。
    ;integratedSecurity=true
    
  11. 各ファイルから、<security-domain> タグを削除します。
  12. ファイルを保存して、JBoss を再起動します。

    これで、CA ControlMinder エンタープライズ管理 が Windows 認証モードで SQL サーバと連動するようになります。

例: JBoss 環境設定ファイルの変更による Windows 認証モードの有効化

以下の例は、SQL 認証モードから Windows 認証モードに切り替える JBoss 環境設定ファイルの 1 つを変更する方法を示します。 この例では、管理者はファイル objectstore-ds.xml を変更し、接続モードを Windows 認証(;integratedSecurity=true)に指定します。 次に、管理者はファイルから <security-domain> タグを削除します。 このタグが削除されるのは、その適用対象が SQL 認証モードのみであるためです。

以下の抜粋は、管理者が接続設定を変更した後の objectsstore-ds.xml ファイルを示しています。

<connection-url>jdbc:sqlserver://example.comp.com:1433;
selectMethod=cursor;DatabaseName=ACDB;
integratedSecurity=true</connection-url>