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サービス アカウントの検出

サービス アカウントは、Windows サービスによって使用される内部アカウントです。 これらのサービスは、オペレーティング システムの中核的およびその他の機能をコンピュータに提供します。 CA ControlMinder エンタープライズ管理 からサービス アカウント パスワードを管理することによって、潜在的な攻撃からこれらのサービスを保護できます。

Windows エージェントレス エンドポイント上のサービスおよびスケジュール済みタスクを管理するサービス アカウントを検出できます。 サービス アカウントの検出により、CA ControlMinder エンタープライズ管理 内に複数のサービス アカウントを同時に作成し、パスワード コンシューマをサービス アカウントに割り当てることができます。 サービス アカウントのパスワード コンシューマを作成しない場合は、[特権またはサービス アカウントの作成]タスクを使用してサービス アカウントを作成します。

注: 特権アカウントを検出するには、特権アカウント検出ウィザードを使用します。

サービス アカウント検出ウィザードによってエンドポイント上のすべてのサービスが検出されるわけではありません。 このウィザードによって検出されるのは、ユーザがパスワード変更可能なアカウントによって実行されているサービスのみです。 たとえば、CA ControlMinder エンタープライズ管理 は、ユーザのコンピュータの Administrator アカウントまたはドメイン アカウントによって実行されるサービスを検出しますが、NT AUTHORITY¥Local Service アカウントによって実行されるサービスは検出しません。

サービス アカウントの検出方法

  1. (オプション)ドメイン アカウントであるサービス アカウントを検出するには、アカウントが存在するドメイン コントローラ(DC)が CA ControlMinder エンタープライズ管理 内で、以下の属性で定義されていることを確認します。

    サービス アカウント検出ウィザードは、ドメイン アカウントであるサービス アカウントを検出できるようになりました。

  2. CA ControlMinder エンタープライズ管理 で、[特権アカウント]-[アカウント]-[サービス アカウント検出ウィザード]をクリックします。

    [サービス アカウント検出ウィザード]ウィンドウが表示されます。

    注: [エンドポイント タイプ]フィールドの値は、「Windows Agentless」です。これは、SAM が Windows Agentless エンドポイント上でのみサービス アカウントを管理するためです。

  3. 検索属性を選択し、フィルタ値を入力し、[検索]をクリックします。

    フィルタ条件に一致するサービス アカウントのリスト、そのサービス アカウントを使用する Windows サービスおよびスケジュール済みタスクのリストが表示されます。 ウィザード検出したアカウントのドメインが不明な場合、警告メッセージが表示されます。

    注: このプロセスは完了するまで、ある程度の時間がかかる場合があります。 サービスおよびスケジュール済みタスクは、[パスワード コンシューマ]列にリスト表示されます。 この列のアイコンによって、どのパスワード コンシューマがサービスであり、どのパスワード コンシューマがスケジュール済みタスクであるかが一目で分かります。

  4. パスワード コンシューマを使用して管理するサービスおよびスケジュール済みタスクを選択し、[次へ]をクリックします。

    [一般アカウント プロパティ]ウィンドウが表示されます。

  5. サービスおよびスケジュール済みタスクに割り当てるパスワード ポリシーを選択し、[次へ]をクリックします。

    [サマリ]ウィンドウが表示されます。

  6. サマリを確認してから、[完了]をクリックします。

    エラーがない場合、CA ControlMinder エンタープライズ管理 はタスクをサブミットし、サービス アカウントを追加します。 CA ControlMinder エンタープライズ管理 は、サービス アカウントを追加した後に、ユーザが選択した各サービスおよびスケジュール済みタスクについてパスワード コンシューマを自動的に作成します。 パスワード コンシューマを表示および変更するために、適切なパスワード コンシューマ タスクを使用できます。