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UNIX コンピュータ上のレポート エージェントのトラブルシューティング

UNIX で該当

レポート エージェントは、エンドポイント上のローカル CA ControlMinder データベースおよびすべての Policy Model データベース(PMDB)のスケジュールされたスナップショットを収集し、次にこのスナップショットを配布サーバのレポート キューに XML 形式で送信します。

注: レポート エージェントは他のタスクも実行します。 レポート エージェントの詳細については、「リファレンス ガイド」を参照してください。

UNIX コンピュータ上のレポート エージェントをトラブルシューティングする方法

  1. ライブラリ パス環境変数が正しく設定されていることを確認します。 以下の手順を実行します。
    1. su コマンドで root になります。
    2. ACSharedDir/lib にライブラリ パス環境変数を設定します。 デフォルトでは、ACSharedDir は以下のディレクトリです。
      /opt/CA/AccessControlShared
      
    3. ライブラリ パス環境変数をエクスポートします。
  2. 以下の設定が正しいことを確認します。 これらの設定は、accommon.ini ファイルの[ReportAgent]セクションにあります。

    注: CA ControlMinder エンドポイント管理 または selang コマンドのいずれかを使用して、この設定値を検証できます。 しかし、この手順については、config 環境で selang コマンドを使用して設定を変更する方法をお勧めします。 selang コマンドを使用すると、CA ControlMinder の停止および再起動を行わずに設定値を変更できます。

    reportagent_enabled

    ローカル コンピュータでレポートが有効(1)になっているかどうかを指定します。

    デフォルト: 0

    重要: レポート エージェントの自動実行を有効にするには、この値を 1 に設定する必要があります。 この設定値が 0 である場合、レポート エージェントは配布サーバに対してデータベースのスケジュールされたスナップショットを送信しません。 しかし、この値が 0 である場合は、レポート エージェントをこのままデバッグ モードで実行できます。

    schedule

    レポートが生成されて配布サーバに送信される日時を定義します。

    この設定は、次の形式で指定します。time@day[,day2][...]

    デフォルト: 00:00@Sun,Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat

    例: 「19:22@Sun,Mon」と指定すると、レポートは毎日曜日と毎月曜日の午後 7:22 に生成されます。

    send_queue

    レポート エージェントがローカル データベースのスナップショットを送信する配布サーバ上のメッセージ キューの名前を定義します。

    デフォルト: queue/snapshots

    重要: この設定のデフォルト値は変更しないでください。

  3. 以下の設定が正しいことを確認します。 これらの設定は、accommon.ini ファイルの[communication]セクションにあります。

    注: CA ControlMinder エンドポイント管理 または selang コマンドのいずれかを使用して、この設定値を検証できます。 しかし、この手順については、config 環境で selang コマンドを使用して設定を変更する方法をお勧めします。 selang コマンドを使用すると、CA ControlMinder の停止および再起動を行わずに設定値を変更できます。

    Distribution_Server

    配布サーバの URL を定義します。

    注: TCP 通信用のデフォルト ポートは 7222、SSL 通信用のデフォルト ポートは 7243 です。 配布サーバの URL に通信タイプ用の正しいポート番号が指定されていることを確認する必要があります。

    デフォルト: none

    例: ssl://172.24.176.145:7243 この URL では、レポート エージェントは SSL プロトコルを使用して、IP アドレス 172.24.176.145 の配布サーバと ポート 7243 上で通信します。

  4. 以下の行が seos.ini ファイルの[daemons]セクションに存在することを確認します。
    ReportAgent = yes, ACSharedDir/lbin/report_agent.sh start
    

    この行が存在する場合、レポート エージェント デーモンは CA ControlMinder の起動時に自動的に実行されます。

    注: デフォルトでは、ACSharedDir ディレクトリは /opt/CA/AccessControlShared にあります。

  5. CA ControlMinder を停止します。
    secons -s
    

    CA ControlMinder およびレポート エージェントが停止します。

  6. 以下のディレクトリに移動します。
    ACSharedDir/bin
    
  7. 以下のコマンドを使用して、レポート エージェントをデバッグ モードで実行します。
    ./ReportAgent -debug 0 -task 0 -now
    
    ReportAgent

    レポート エージェントを実行します。

    -debug 0

    レポート エージェントをデバッグ モードで実行し、出力をコンソールに表示するよう指定します。

    注: レポート エージェント デーモンが有効になっている場合は、レポート エージェントをデバッグ モードで実行できません。

    -task 0

    レポート エージェントによって、CA ControlMinder データベースおよびすべてのローカル PMDB に関する情報が収集され送信されることを指定します。 この情報は、CA ControlMinder レポートの生成に使用されます。

    -now

    レポート エージェントを今すぐ実行します。

  8. レポート エージェントの出力を以下の手順に従って調べます。
  9. CA ControlMinder を起動します。
    seload
    

    CA ControlMinder およびレポート エージェントが起動します。

例: レポート エージェントの出力

以下のレポート エージェントの出力では、Send Queue および Report File のパラメータが表示されています。

------------------------------------------------------------------------
Send report parameters:
------------------------------------------------------------------------
Send Queue................... queue/snapshots
Report File.................. /work/opt/CA/AccessControlShared/data/db2xml/ACDB.xml
------------------------------------------------------------------------
start sending report to queue 'queue/snapshots'...